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ダービー沸かせた清水MFユングベリ「次の試合では点を取りたい」

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[9・10 J1第25節 磐田2-1清水 エコパ]

 スウェーデン代表通算75試合出場14得点。イングランドの名門・アーセナルに10年在籍したほか、02年と06年にW杯出場を果たしている世界的プレーヤーがJデビューした。

 清水エスパルスの新戦力、MFフレドリック・ユングベリは1-2の後半20分、MF小野伸二に代わってピッチへ。早速28分にはドリブルからFWアレックスにスルーパスを通すなどチャンスメークすると、38分にはゴール正面左寄りの位置で得たFKで右足を振りぬく。ゴール左上を狙ったシュートは回転がややかかり過ぎてボール一個分ゴールマウスから外れてしまったが、それでも磐田守備陣に冷や汗をかかせたMFは、42分にもPA外でこぼれ球を拾うとマーカーをドリブルで置き去りにして左足シュート。強靭なフィジカルで違いを示したほか、チームメートに指示を出し続けるなど短い出場時間ながらも存在感を放った。

 ただ、チームは“ユングベリ効果”を活かせず惜敗。清水によるとユングベリは「負けてしまったことは悲しいが、(静岡)ダービーでデビューすることができて良かった。先に2失点してしまい難しい試合になってしまった。監督からは試合に勝ちにいけと言われた。負けている状況でもあったし、しっかりとボールを繋ごうとした。フリーキックはあと数ミリだったと思うが、次の試合では点を取りたい。試合を通してチャンスを作っていければと思う」。“大物外国人選手”はまだ完調でなかったコンディションを高めて次戦、清水での初勝利を目指す。

 9月6日に急性心不全のため永眠した眞田雅則GKコーチのためにもダービーでの勝利がほしかった清水イレブン。0-2から追撃ゴールを決めたFW大前元紀は「ダービーは大事な試合だし、眞田さんのためにも絶対に勝ちたい試合だった。次の試合に向けて切り替えて、眞田さんのためにも絶対に勝ちたい」と誓っていた。

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