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新潟は2点先取も追いつかれドロー、5戦勝ちなし

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[9.10 J1第25節 新潟2-2鹿島 東北電ス]

 アルビレックス新潟はMF本間勲の今季初ゴールとFWブルーノ・ロペスの4戦ぶりゴールで2点を先取も追いつかれ、2-2で引き分けた。これで5戦勝ちなし(2分3敗)となってしまった。

 試合後、クラブによると黒崎久志監督は「『簡単にこの試合は終わらないぞ』と話をして選手たちを後半送り出したのですが、2点目の追加点を取って、多少緩んでしまった部分はあったのかもしれません」と追いつかれてのドローに悔しさをにじませた。

 新潟はGK陣が相次いで故障。以前からGK黒河貴矢とGK渡辺泰広が離脱していたが、今回の中断期間中に右膝前十字靭帯損傷でGK東口順昭が全治8ヵ月となり、離脱した。この日の先発GKは小澤英明が務めた。また急遽、清水から期限付き移籍で獲得したGK武田洋平は早速ベンチ入りを果たした。また、前線ではFWアンデルソンとブルーノが2トップを組んだ。

 前半19分、MF田中亜土夢の右クロスにブルーノが頭で合わせたがクロスバーを叩いた。同32分にはアンデルソンがミドルシュートを放つもGKに止められる。チャンスをつくるが1点が奪えない。しかし、前半終了間際の44分、左MFで先発していたMF酒井高徳の折り返しから本間が右足シュート。今季初ゴールを決めて、新潟が先制に成功。前半を1-0で折り返した。

 さらに後半22分、アンデルソンからのパスを受けた田中がシュート。DF岩政大樹にゴール前でクリアされるも、こぼれを拾ったブルーノが右足で叩き込み、追加点。2点差にリードを広げた。このまま逃げ切りたい新潟だったが、同29分にセットプレーから岩政に決められて、1点差に詰め寄られる。

 後半33分には田中に代えて、この日はベンチスタートだったMFチョ・ヨンチョルをピッチへ送った。しかし直後の34分に左サイドを押し込まれると、最後はFW田代有三にヘディングシュートを叩き込まれ、同点に追いつかれてしまった。再びリードを奪おうと、後半40分にはアンデルソンに代えて、FWミシェウを投入する。しかし流れを変えることはできずに試合は終了。2-2の引き分けとなってしまった。

 クラブによるとDF菊地直哉は2点を先取してのドローにも「2点取れたことは前向きに捉えられるし、2失点したことは反省しなくてはならない。それぞれをしっかりと話し合い、次につなげてこれからの試合に切り替えていきたい」と前を向いた。

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