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浦和・橋本社長が柱谷GMの解任を発表。ペトロビッチ監督は続投へ

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[9.11 J1第25節 浦和0-1山形 埼玉]
 浦和レッズの橋本光夫社長は0-1で敗れた11日の山形戦後、柱谷幸一GM(強化本部長)を解任し、現総務部長の山道守彦氏をGM代行兼強化部長とする人事を発表した。12日付で発令される。現在チームは4戦白星なしで14位と低迷しているが、浮上への起爆剤とするため、強化責任者を交代させる策を取った。
 橋本社長は「今日の試合前から決めていた。結果にかかわらず決めていた。柱谷さんには今日の試合後に話をした。あくまでもチーム一丸となって残り試合を戦う上で、クラブとチームがもっとコミュニケーションを取っていく必要がある。柱谷さんは監督経験があるので、自分が出るのを遠慮している所があった」などと理由を説明。今まで以上に監督と選手、監督とクラブといった間でのコミュニケーションを高めることが、チームを浮上させるための最善策になると判断したようだ。
 ペトロビッチ監督の処遇については、橋本社長はこれまでと同様に続投を明言。「それでやらないと逆にチームに混乱が起こる。残りを戦う上でベストの方法だと思う」と力説した。日産や浦和などでプレーした元日本代表FWの柱谷氏は2009年12月にGMに就任。山形や京都などでの監督経験を期待され、浦和の強化を任されたが、低迷の責任を取らされる形で電撃退任となった。
 山道氏は2005年から2008年まで強化部長を務めていた人物で、その間、2006年のJリーグ制覇や2007年のACL制覇などのタイトルに、強化の面から尽力した。手腕は期待されるが、難しい時期に就任することになった。いずれにせよ、浦和は監督解任ではなく、強化責任者の解任で低迷打破を狙う。今後、この決断が正しかったとなるよう、チーム一丸で残り試合を戦い抜くしかない。

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