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首位のF東京、今野の今季初弾&永里の移籍初弾などで愛媛に5-0勝利!

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[9.17 J2第28節 愛媛0-5F東京 ニンスタ]
 首位のFC東京は前節の京都戦(6-1)に続いて攻撃が機能し愛媛FCに5-0勝利。2連勝で勝ち点を48に伸ばし首位をキープした。DF今野泰幸が前半ロスタイムにセットプレーで今季初ゴールを奪い、8月23日に生まれた長男にゆりかごダンス。試合後のインタビューで「誰かに“ゆりかごダンス”と言われたので中途半端にやりました。(赤ちゃんと奥さんの)2人に捧げられて良かった。アウェーはあまり成績が良くなくて今日も厳しい試合の中、勝てて良かった」と笑みを浮かべた。
 試合前にGK塩田仁史が足を痛めるアクシデントがあったが、強行先発。チームとしてはアウェー戦とはいえ、早い時間に先制点を奪って楽にしてあげたい思いがあった。しかし、試合前から降った雨の影響で、水しぶきが舞うピッチコンディションに苦しむ。ボールが止まり、持ち味のパスサッカーができない。開始9分に危ない場面を迎えた。
 PA正面手前で愛媛FWジョジマールがボールを落とし、最近はMFに回っている齋藤学が得意のドリブルで突進。森重真人今野泰幸の新旧日本代表DFを交わしてPA内に突進して右足一閃。F東京サポーターは目を覆ったが、わずかに左ポストをかすめて外れた。
 これで目が覚めたのか、F東京は少しずつリズムをつかむ。そして前半28分、敵地で大きな先制点をつかんだ。中央から右サイドに展開され、これを受けたFWルーカスがクロスを入れ、ファーサイドから走り込んだMF田邉草民が右足一閃。9試合ぶりの今季5得点目で1-0リードをもたらした。田邊は6月5日の愛媛戦でもゴールを決めているが、まさに相性の良さを発揮した。
 完全にF東京ペースとなると、前半45分、愛媛DF前野貴徳がMF谷澤達也を倒して2枚目のイエローカードを受けて退場。愛媛は一人少ない展開となった。これで得たゴール中央やや右でFKのチャンスに、F東京は今野泰幸がヘディングで2-0とするゴールを決めた。
 後半もF東京が主導権を握り、ゴールを狙い続けた。そして同8分、PA中央やや左でMF羽生直剛が谷澤とのワンツーで抜け出して追加点。さらに後半26分にはFWルーカスが追加点を決めて4-0とした。
 さらに後半39分には、DF徳永悠平が右サイドを駆け上がり、ゴール前に高速グラウンダークロス。これを途中出場のMF永里源気がスライディングしながら押し込んで5-0と突き放した。永里は甲府から移籍後初ゴール。試合後はサポーターの前で『シャー』のパフォーマンスをはにかみながら披露した。
 一方の愛媛は前半途中までは、F東京のストロングポイントを抑え、ルーズボールもうまく拾って攻め込む時間もあったが、一度狂った歯車を戻すことはできず。今季最多5失点で7月31日の水戸戦(1-3)以来、7試合ぶりの黒星となった。24日には岐阜戦が待ち受けるが、切り替えて白星を目指すしかない。

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