beacon

磐田が終了間際の荒田弾で新潟に完封勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加
[9.24 J1第27節 磐田1-0新潟 ヤマハ]

 ジュビロ磐田が終了間際のFW荒田智之の劇的ゴールで新潟に1-0で勝利した。7月3日の神戸戦以来、実に13試合ぶりの完封で勝ち点3を手に入れた。

 荒田のJ1初ゴールがチームを勝利に導いた。0-0で迎えた後半40分、FW山崎亮平に代わって出場。わずか6分後に結果を残した。FW前田遼一が左サイドから切れ込み、DF鈴木大輔をかわしてシュート。これはポスト左を叩くが、跳ね返りに反応した荒田が冷静に押し込み、値千金のゴールを決めた。これが決勝点となり、磐田が1-0の勝利を収めた。

 試合後のテレビインタビューでJ1初ゴールが決勝点となった荒田は「(ゴールを決めるまで)長くかかってしまった。試合に出たら勝利につながるゴールを決めようと思っていた。DF陣が頑張ってくれていたので自分が流れを変えようと思って、頑張って走りました」と胸を張った。

 この日は試合を通じて21本のシュートを放ったが、1点が遠かった。U-22日本代表の山崎が先発出場を果たし、積極的に攻め込むがシュートまでは持ち込めない。エースFWの前田も得点につながったシュート以外は放つことができず。わずか1本のシュートに終わった。それでも守備陣が奮闘。この日はDF那須大亮が出場停止だったが、代わって左SBに入ったDF山本脩斗も攻守に渡って、運動量をみせた。また、試合後に柳下正明監督が「きょうはポストにも、能活にも助けられた」と話したように、GK川口能活も好セーブをみせた。

 攻めては前半13分、DF駒野友一の左CKにMFロドリゴ・ソウトが頭で合わせたがDFにクリアされた。後半12分には途中出場のMFジウシーニョが左サイドからドリブルで切れ込むがDFに阻まれた。サイドから起点をつくるが1点が奪えず、スコアレスで試合は終わるかと思われたところで荒田のゴールが生まれた。

 13試合ぶりの完封勝利に指揮官は「非常に難しい、苦しい試合でした。だがなんとか勝つことができて良かった」と安堵の表情を浮かべていた。

TOP