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連敗ストップの川崎Fは連勝ならずも「前に進んでいる感じはある」

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[9.24 J1第27節 川崎F1-1清水 等々力]

 前節・山形戦(1-0)で連敗を8で止めた川崎フロンターレはホームで5試合ぶりの勝利を目指したが、1-1の引き分けで約3ヵ月ぶりとなる連勝はならなかった。シュート数は17本対5本。終始、優勢に運びながら最後の決め手を欠き、相馬直樹監督は「決定機もあったのでもったいなかった。非常に悔しい」と唇をかんだ。

 MF柴崎晃誠が出場停止の中盤では負傷明けのMF中村憲剛が3試合ぶりに先発復帰。何度も好パスを前線に供給し、チャンスを演出したが、FW陣が決め切れない。後半5分にはFWジュニーニョからラストパスを受けたFW小林悠が鋭い切り返しでDFをかわし、右足で狙ったが、シュートはGKに阻まれた。

 すると、後半11分に失点し、1点ビハインドを負った。それでも気落ちすることなく、攻勢を強める。後半19分、ジュニーニョから左サイドでパスを受けた途中出場のMF楠神順平がドリブルで中に切れ込み、右足でシュート。これはGKの好セーブに阻まれたが、同20分、MF大島僚太の左クロスを楠神がシュートすると、GKが弾いたこぼれ球をジュニーニョが押し込み、同点に追い付いた。

 その後も立て続けにチャンスをつくったが、勝ち越しゴールを奪うことはできず、1-1ドロー。相馬監督は試合後のインタビューで「今のうちはいろんな意味で勝ちが欲しい」と悔やみながらも「負けなかったこと、追い付いたことはよかったし、内容的にも狙っていたところはだいぶ出ていた」と指摘。「9月の頭には自信をなくした試合もあった。それと比べると、この前の勝利で自信が出た部分もある。前に進んでいる感じはある」と、手応えも口にしていた。

[写真]同点ゴールにガッツポーズを見せるMF中村憲剛

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