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香川先発のドルトムント、90分V弾で劇的勝利

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 日本代表MF香川真司の所属するドルトムントはブンデスリーガ第7節2日目が行われた18日、アウェーでマインツと対戦。後半45分の決勝ゴールにより、2-1で逆転勝ちした。4-2-3-1システムのトップ下の位置で先発した香川は相手ゴールを脅かすシュートを放つ場面もあったが、無得点。ドルトムントは次節、ホームに日本代表MF細貝萌の所属するアウクスブルクを迎え撃つ。

 2戦連発のゴールはならなかった。前半から中央、左右両サイドへと動き回りパスを引き出す香川は、MFマリオ・ゲッツェやMFイルカイ・ギュンドアンとのコンビで局面の打開を図る。14分には、中盤中央から右サイドを走るゲッツェの前方へ素晴らしいミドルパスを配球するなどチャンスメークした。そして23分にはFWロベルト・レバンドフスキが落としたボールをペナルティアークで受けると、前に仕掛けると見せかけてDFのマークを外し、左側へのコントロールから左足シュート。ドライブのかかった強烈な一撃はゴールを捉えたものの、マインツGKハインツ・ミュラーのビッグセーブに阻まれた。

 チームは前半33分、自陣ゴールライン付近で一度相手ボールを奪いながらもパスミス。マインツFWニコライ・ミュラーに自ら放ったシュートのこぼれ球を倒れたままの状態から右足でねじ込まれてアンラッキーな失点を喫してしまった。

 1点を追う展開に香川は左サイドからドリブルで仕掛けるなど、得点機を生み出そうとする。後半8分には右サイドからの折り返しに絶妙なタイミングで飛び込み、10分にはスピードに乗ったドリブルで中央を駆け上がり、そのままグラウンダーの右足シュート。再びゴールを鋭く捉えた一撃だったが、これもGKミュラーに阻まれて得点することができない。

 この日のドルトムントはビッグチャンスをつくりながらもなかなか得点に結びつかなかったがそれでも後半19分、右クロスをつなぎ、最後はMFイヴァン・ペリシッチの右足シュートで同点。香川は25分に退いたが、後半45分には左クロスのこぼれ球をDFウカシュ・ピシュチェクが右足で狙うと、これがDF間を抜けてそのままゴールへと吸い込まれた。劇的なゴールで勝ち点3を獲得したドルトムント。後半30分からは怪我で出遅れていたエースFWルーカス・バリオスも今季初出場を果たすなど、現在の中位(第6節時点で11位)から浮上の兆しが見えてきている。

[写真]ドルトムントは後半19分、ペリシッチが同点ゴール

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