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0-1敗戦の甲府、“降格圏脱出”失敗

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[10・1 J1第28節 甲府0-1川崎F 中銀スタ]

 相手の2倍に当たる16本のシュートも実らなかった。前節に首位・ガンバ大阪を2-0で沈めているヴァンフォーレ甲府は、勝てば暫定ながら降格圏16位から脱出できるところだったが、接戦を落として浮上するチャンスを逃した。

 キリンチャレンジ杯・ベトナム戦(10月7日、ホームズ)、W杯アジア3次予選・タジキスタン戦(10月11日、長居)に出場する日本代表メンバーに選出されたFWハーフナー・マイクにボールを集め、切れ味鋭い動きからゴールを狙うMFパウリーニョが再三シュートにまで持ち込んだ。またFW片桐淳至の正確な左足キックからSB内山俊彦が決定的なシュートを放つ場面もあった。

 だが前半25分に自らのミスから、十分に警戒していたカウンター攻撃で沈められると取り返すことができないまま敗戦。注目のハーフナーも前半16分にPAから放った左足シュートなどビッグチャンスはあったものの、シュートの正確性を欠いて得点することができなかった。試合後のインタビューで佐久間悟監督は「悔しいの一言。勝ち点3をなんとしても取りたかった」。今季初の連勝で15位との勝ち点差を2へ詰めたチームは一気に浮上を狙ったが、降格圏内脱出は再挑戦を強いられることとなった。

 次節・C大阪戦(10月15日)はこの日警告を受けたDFダニエルとDF内山俊彦が累積警告で出場停止となる大ピンチ。J1残留へ負けられない戦いが続く甲府は、逆境を乗り越えて勝ち点を重ねることができるか。

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