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清武とキム・ボギョン不在のC大阪、PKで1点返すも仙台に敗れる

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[10.2 J2第28節 仙台2-1C大阪 ユアスタ]

 主力選手を故障で欠くセレッソ大阪は仙台に1-2で敗れた。MFキム・ボギョンと日本代表MF清武弘嗣が不在の前線は流れの中からの得点が奪えず。PKで1点を返すに留まり、ACLの全北現代戦(1-6)に続いての公式戦2連敗を喫した。

 C大阪はMF扇原貴宏とMF中後雅喜がダブルボランチを組み、右MFではMF山口螢が先発を果たした。序盤から仙台に押し込まれる時間が続き、なかなかシュートまで持ち込めない。中後がミドルシュートを狙うも枠を捉えることはできずに時間が過ぎた。すると前半21分、同40分とともに右CKからシュートを決められて失点。2点を追う展開で前半を折り返した。

 後半からは山口とFW播戸竜二に代わって、MF大竹洋平とFW小松塁が出場。サイドから果敢に仕掛けてチャンスをつくる。それでもゴールは遠く、なかなか決定機まで持ち込むことはできない。それでも後半25分過ぎからはC大阪が立て続けに相手ゴールへ襲い掛かった。後半28分、DF酒本憲幸のロングフィードをPA内で小松がワントラップからシュート。しかしトラップの際にハンドがあったとして、ゴールにはつながらない。同36分には酒本がシュートを放つも枠を外れた。

 なんとか意地をみせたのは後半41分だった。右サイドからPA内へ仕掛けた小松がMF関口訓充に倒されてPKを獲得。これを小松が自らゴール右へ決めて、1-2に詰め寄った。終了間際には左クロスを受けた大竹がPA内左からシュート。FW杉本健勇の背中へ当たったボールは、ゴール前の小松の足元へ。ワントラップからゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定。同点弾にはつながらなかった。結局1-2のまま試合は終了。リーグ戦では4戦負けなし(3勝1分)だったC大阪が5戦ぶりの黒星を喫した。

 試合後のテレビインタビューでレヴィー・クルピ監督は「主力選手5人がケガでいない影響が大きかったのかなと思う。だが選手たちは後半に入って、盛り返すぞという気持ちをみせてくれた」とACLからの連戦を戦い抜いた選手たちをねぎらった。また今後へ向けては「セレッソが本来いるべき順位である5位以上を目指して残りの試合を戦っていきたい」と力を込めた。

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