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杉山PKストップも…川崎Fは猛攻及ばずホームで3ヵ月勝利なし

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[10.16 J1第29節 川崎F1-2新潟 等々力]

 またしてもホームで勝てなかった。川崎フロンターレはシュート17本を浴びせながら10人の相手を攻め切れず、1-2で4試合ぶりの敗戦を喫した。8日の天皇杯2回戦・アルテ高崎戦は等々力で延長戦の末、2-1で競り勝ったが、リーグ戦はこれでホームゲーム6試合連続白星なし(1分5敗)。7月16日の柏戦(3-2)を最後に、実に3ヵ月間勝利から遠ざかっている。

 DF田中裕介、MF田坂祐介を出場停止で欠いた一戦はアクシデントで幕を開けた。前半16分、DF實藤友紀が着地の際に右手首を痛め、DF菊地光将と交代。菊地がCBに入り、DF伊藤宏樹が右SBに回って対応した。前半45分にはPA内でMF柴崎晃誠がFWミシェウを倒し、PKを献上。ここはGK杉山力裕がミシェウのキックを横っ跳びでセーブし、危機を救ったが、後半にカウンターから2失点を喫した。

 0-2の後半35分には新潟MF菊地直哉が退場。数的優位に立って猛攻を仕掛けた。同44分、途中出場のMF楠神順平の左クロスをFW矢島卓郎が胸で落とし、FWジュニーニョが右足ボレー。豪快にゴールネットを揺らし、1-2と1点差に追い上げると、さらに菊地を前線に上げてパワープレーに出た。しかし、後半ロスタイム、ロングボールを菊地が落とし、楠神からラストパスを受けたFW小林悠のシュートは枠を捉え切れない。怒涛の攻撃を見せたが、あと1点が奪えず、1-2で敗れた。

「まず残り2つのホームゲームは絶対に勝たなきゃいけないし、今のポジション(10位)で満足していいチームではない。すべて勝つつもりでいきたい」。試合後のインタビューで相馬直樹監督はラスト5試合全勝を誓った。次節22日はアウェーで仙台戦。その後は11月3日にホームで大宮と対戦する。チームの勝利のために声援を送り続けるサポーターのためにも、このまま終わるわけにはいかない。

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