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相手のビッグプレーに無得点も、川崎Fが仙台の連勝ストップ

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[10.22 J1第30節 仙台0-0川崎F ユアスタ]

 川崎フロンターレは16本のシュート実らず、ベガルタ仙台とスコアレスドロー。ただ6連勝中の好調・ベガルタ仙台からアウェーで勝ち点1をもぎ取った。

 前半14分、ゴール左上隅を捉えたMF松下年宏の右足FKをGK杉山力裕がワンハンドではじき出す好セーブ。さらに32分にはゴール至近距離からFW赤嶺真吾に放たれた決定的な左足シュートを再び杉山の好守で食い止める。攻め込みながらも焦れて守備のバランスを崩し、失点してしまうという悪癖のあった川崎Fだが、この日は守護神に加え、3試合ぶりに先発した菊地光将伊藤宏樹の両CBや出場停止明けのSB田中裕介らが終始安定していた。

 仙台によると手倉森誠監督も「フロンターレがここ最近のゲームで勝ち急いだなかで、間延びするようなシーンがいつもよりなくて、本当、隙を与えてもらえなかった。今日は攻守にバランスのよかったフロンターレに点を取れなかった」と残念がっていたが、川崎Fはこれまで反省点を活かすサッカーを展開。ただFWジュニーニョのスルーパスから抜け出したMF中村憲剛の決定的な左足シュートを相手MF富田晋伍のスーパークリアに阻まれ、その後もMF田坂祐介の右足FKがクロスバーに阻まれてしまう。

 後半だけでシュート11本を放った川崎Fだったが、1点を奪うことができなかった。ただ、好調の仙台相手のドローに相馬直樹監督も納得の表情。試合後のインタビューでは「ひとつ大きな手ごたえのあるゲーム」と評し、「ひとつでも多く勝って順位をひとつでも上げたいと思う」と現在の暫定10位からひとつでも順位を上げることを誓っていた。

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