[10.23 J2第32節 草津2-2北九州 正田スタ]

　2連勝中のザスパ草津と3試合負けなし(2勝1分)と好調なギラヴァンツ北九州の一戦は激しい点の取り合いの末、2-2で引き分けた。

　最近2試合で7得点を記録している草津は立ち上がりの前半6分、連勝中の勢いそのままに先制した。MF林勇介の右CKからDF有薗真吾がヘディングシュート。有薗の今季初ゴールでリードを奪うと、その後もMF松下裕樹が積極的にミドルシュートを狙うなど北九州を攻め立てた。

　劣勢の展開を強いられた北九州だったが、0-1で折り返した後半立ち上がりに試合をひっくり返した。後半3分、左サイドで粘ったMF森村昂太の折り返しにFW大島康明が合わせ、同点に追い付くと、その2分後にMF木村祐志が約35mの距離から豪快なドライブシュートで直接FKをねじ込み、2-1と逆転に成功した。

　草津も簡単には引き下がらない。後半15分のMFアレックスのシュートはポストに弾かれたが、同34分、DF古林将太の右クロスにFWリンコンがヘディングで合わせ、同点弾。リンコンの2戦連発となるゴールで2-2の引き分けに持ち込み、勝ち点1を分け合った。