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[MOM158]駒澤大DF林堂眞(4年)_チーム救った公式戦初のFK弾

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.23 関東大学1部L第15節 早稲田大0-1駒澤大 早稲田大G]

 公式戦で初めて決めたFKが低迷するチームを救った。2部降格圏11位の駒澤大は0-0の後半7分、ゴール正面右寄りの位置でFKを獲得。キッカーを務めた全日本大学選抜CB林堂眞主将(4年=習志野高)が右足を振りぬくと、えんじ色の壁を越えた一撃は急激に落下し、ゴール右隅へと吸い込まれた。

 千葉の習志野高時代からFKキッカーを務めているという林堂だが、公式戦で決めたのはこれが初めて。美しい放物線を描いた一撃は「縦回転に蹴って壁を越えれば入ると思った。これまでは枠にいってもGKに防がれたりしていましたけど。こういうところで決めて自信になった」という自身にとっても今後へつながる大きなゴールとなった。

 8月のユニバーシアードでは全日本大学選抜の金メダル獲得に貢献。強靭な対人プレーはもちろん、無回転やドライブ系など多彩なFKを蹴り分け、またクリアボールを精度の高い縦パスにしてしまうキックにも注目だ。この日は「ウチは(やはり)守備から」と相手を無得点に抑えたことについても喜んでいたJ注目CB。下位からの巻き返しを期すリーダーは攻守でチームのけん引役となる。

(取材・文 吉田太郎)

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