beacon

湘南は“天敵”京都に敗れ10位後退

このエントリーをはてなブックマークに追加
[10.26 J2第7節 湘南0-1京都 平塚]

 8位の湘南ベルマーレは13位・京都サンガF.C.戦を0-1で敗戦。ホームでは7月2日の東京V戦以来約4ヵ月ぶりの黒星で10位に後退し、J1昇格はさらに厳しい状況へ追い込まれた。一方の京都は今季初の3連勝としている。

 残り7試合で3位・徳島との勝ち点差は10。前節岐阜戦でクラブ最多タイの7ゴールを叩き込むなど、過去10試合を4勝4分2敗と好調な湘南は奇跡の逆転昇格を信じて京都戦へ臨んだ。だが対戦相手は過去9試合で3分6敗と苦手の京都。湘南は前半から決定機をつくるものの、リードを奪えない。

 相手を押し込んだ湘南は前半20分にMFアジエル、22分にはFW坂本紘司がシュート。25分にはDF大井健太郎とのワンツーから再びアジエルが右足シュートへと持ち込む。後半11分にも右サイドから崩してMF高山薫が決定的な右足シュートを放った。だが後半18分、京都に左FKを与えるとMFチョン・ウヨンのキックをファーサイドでクリアしようとしたFW田原豊の頭に当たったボールがそのままゴール右隅へ吸い込まれてしまう不運な失点。43分には左クロスから田原が決定機を迎えたが、これを決め切ることができず1点に泣いた。

 “天敵”に屈した湘南に対し、一方の京都は今季初の3連勝。MF工藤浩平が迎えた決定機でシュートが枠を外れるなどなかなか先制できなかったものの、幸運な形で決勝点を奪った。またハーフタイムに大木武監督が「守備ではしっかりと体をはれている。セカンドボールを拾ってマイボールにすること。慌てずに、周りのランニングをよく見て、状況判断していこう」の指示通りに最後まで身体を張った守りで相手にリズムを作らせず、1点を守り抜いた。

TOP