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水戸・岡本が186日ぶりゴール、“復帰”の柱谷監督に白星を贈る

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[10.26 J2第7節 愛媛0-1水戸 ニンスタ]

 水戸ホーリーホック柱谷哲二監督の“復帰戦”を白星で飾った。FW岡本達也の決勝点で愛媛FCを1-0で下し、2試合ぶりの白星。前節23日の熊本戦(1-2)は、柱谷監督の父・文男さんが21日に逝去したため、指揮官不在で戦い、6試合ぶりの敗戦を喫したが、前日25日に葬儀を終えたばかりの柱谷監督がベンチに戻った今節、見事に勝ち点3を手にした。

 柱谷監督に白星を贈るべく、立ち上がりから水戸が積極的に攻め込んだ。前半12分に岡本、13分にMF島田祐輝と立て続けにミドルシュート。同19分にはDF加藤広樹の縦パスに反応した岡本がGKと1対1の決定機を迎えるが、GKの好セーブに阻まれた。

 それでも、攻め手を緩めない水戸は前半22分、ついに均衡を破る。岡本からパスを受けた島田がゴール前に折り返したボールがDFに当たってこぼれると、すかさず岡本が押し込んだ。

 3月5日の開幕戦・京都戦(2-1)、4月23日の再開初戦・徳島戦(2-1)で2戦連発ゴールを決めていた岡本だが、その後はゴールから遠ざかっていた。「3点目を取るまで時間がかかったけど、ここからまた取れるように頑張りたい」。試合後のインタビューで笑顔を見せた岡本の徳島戦以来30試合ぶり、実に186日ぶりとなるゴールが値千金の決勝点になった。

 愛媛は後半9分、故障から3試合ぶりに復帰したFW齋藤学が右足でミドルシュートを放つが、GKがキャッチ。その後も果敢に攻め込み、試合終了間際の後半44分にはMF前野貴徳がPA外から右足で狙うも、これもわずかにゴール左に外れた。結局、4試合ぶりの無得点で零封負け。これで最近8試合白星なし(4分4敗)となった。

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