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川崎Fはまたもホームで勝てず…残留確定も持ち越し

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[11.3 J1第31節 川崎F0-1大宮 等々力]

 ホーム・等々力がため息に包まれた。川崎フロンターレは2試合連続の無得点で大宮に0-1で敗戦。リーグ戦では7月16日の柏戦(3-2)を最後に6試合連続で勝利のないホームゲームで、またしてもサポーターに勝利をプレゼントすることはできなかった。

 勝てば残留が確定する大事な一戦だったが、集中力が欠けていた。立ち上がりの前半2分、中央に放り込まれたボールに反応したMF柴崎晃誠がまさかの後逸。こぼれ球をMF東慶悟に拾われ、あっけなく先制点を奪われた。

 柴崎は「選手たちはもう一度やり直そうという話をしていた」と言うが、開始早々の失点は想像以上に重かった。徐々にエンジンがかかり始めるが、最後のところで決定力を欠く。ミスを取り戻そうと柴崎が積極的にシュートを放つが、枠を捉え切れず、日本代表MF中村憲剛もチャンスに決め切れなかった。

「決定機をつくり出せてないわけではない。ただ、最後のところの精度がもう一つ足りない」と唇をかんだ中村は「今年はそういう反省が多いですね」とうつむいた。順位は12位のまま変わらなかったが、勝ち点で14位大宮にまで並ばれた。残り3試合で、降格圏までは勝ち点8差。降格の心配はほとんどないとはいえ、残留を確定させることもできなかった。集中力の欠如、決定力不足という今季のチーム状態を象徴するゲームで、ホームでは泥沼の7試合白星なし(1分6敗)となってしまった。

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