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セザーが2発!!F東京が湘南を下して4戦ぶり白星

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[11.6 J2第34節 湘南1-2F東京 平塚]

 首位FC東京湘南ベルマーレに2-1で勝利した。後半27分にFWロベルト・セザーが先制点を奪うも、3分後にはPKを献上して同点に追いつかれた。それでも同36分にセザーがこの日2点目となるゴールを決め、2-1。そのまま逃げ切り、4戦ぶりの白星を手にすると、勝ち点を68にまで伸ばした。今季も残るは4試合となり、暫定4位の徳島との勝ち点差は10。昇格へ王手をかけた。

 ここ3試合で2分1敗と勝ちがなく、足踏みが続いているF東京だったが、総力戦で4試合ぶりの勝ち点3を手に入れた。試合後のインタビューで大熊清監督は「メンバーが違うのに勝てるということがチーム力だと思う。そういう意味で今日の試合で勝てたことが嬉しい」と笑顔をみせた。この日のF東京はMF梶山陽平とDF高橋秀人が出場停止で欠場。DF今野泰幸もメンバーを外れた。それでも2戦ぶりの先発となったMF中村北斗や今季初先発のMF下田光平などが奮闘をみせ、白星を勝ち取った。

 試合が動いたのは後半だった。後半27分、左サイドで粘ったFW谷澤達也がゴールライン際からクロスを入れる。これに走り込んだセザーがフリーでヘディングシュート。F東京が先制に成功した。しかし直後の同30分、MFアジエルとMF永木亮太らにショートパスをつながれてPA内へ進入を許すと、MF羽生直剛が痛恨のファウル。PKを献上するとアジエルに決められ、1-1に追いつかれた。

 しかし後半36分、先制点を決めたセザーがまたも結果を残す。右サイドから仕掛けた中村が一度は倒れこみながらも、必死に立ち上がり、PA内右へ仕掛けた。中央への折り返しを受けたセザーが右足でのトラップから、冷静に左足シュート。2度目のリードに成功すると、これが決勝点となり、2-1で試合は終了した。

 試合後のインタビューで2得点を決めたセザーは「日本に来て初めてのヘディングゴールを決めることができて良かった」とコメント。2点目のシーンについては「中村選手からいいボールがきたので。右利きなので、あまり左足は得意じゃないのですが、上手く決めることができて良かった」とハニかんだ。

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