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4戦連続ドロー中の草津が岐阜に競り勝ち7戦負けなし

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[11.13 J2第35節 岐阜0-1草津 長良川]

 4試合連続引き分け中だったザスパ草津はFC岐阜に1-0で競り勝ち、5試合ぶりの勝ち点3を手にした。これで7戦負けなし(3勝4分)。一方、前節・岡山戦(2-1)で5試合ぶりの勝利を飾った最下位・岐阜はまたも今季初の連勝を逃した。

 前半はホームの岐阜が優勢に試合を進めた。前半7分、FW西川優大がドリブルで持ち込むが、右足のシュートはGKの正面。同34分には右サイドから細かくパスをつないでチャンスをつくる。DF野田明弘の折り返しをFW押谷祐樹が落とし、FW嶋田正吾が左足ミドルを放つが、ゴール上へ外れた。

 前半を0-0で折り返すと、後半は草津も徐々に反撃に出る。後半2分、MF熊林親吾の左CKに合わせたDF中村英之のヘディングシュートはGKの好セーブに阻まれたが、試合後のインタビューで中村が「前半はシュートも少なかった。後半は何とか1点取ろうと前半よりは修正できた」と振り返るとおり、試合は一進一退の攻防となった。

 岐阜は後半21分、左サイドを抜け出した西川の折り返しに逆サイドから走り込んだ押谷が右足ダイレクトボレーで合わせる。決定的な形だったが、シュートは枠外。すると同26分、草津がセットプレーの流れから先制に成功した。

 セカンドボールを右サイドで拾った熊林がクロス。ファーサイドで待ち構えていた中村が打点の高いヘディングで捉え、ついにゴールネットを揺らした。「クマさん(熊林)が持った瞬間、ファーに来そうな予感がした。いいボールが来たので、当てるだけだった」。4月24日の大分戦(2-1)以来となる中村の今季2得点目が値千金の決勝点となった。

 何とか追い付きたい岐阜は後半39分、FW佐藤洸一のラストパスに抜け出した押谷がGKと1対1を迎えるが、シュートは枠を大きく外れる。ロスタイムにも押谷が決定機を迎えたが、シュートはGK北一真が好セーブ。1点を死守した草津が10月19日の岐阜戦(4-2)以来、約1ヵ月ぶりの白星を飾った。

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