第90回全国高校選手権愛知県大会準決勝が12日に行われ、3年連続13回目の優勝を目指す中京大中京と初優勝を狙う名東が決勝(19日、)へ進出した。

　中京大中京は全国高校総体出場の刈谷と激突。中京テレビによると、4-2-3-1システムの中京大中京と4-4-2の刈谷との戦いは中京の両サイドのスペースをつく刈谷が先制に成功する。相手にサイド攻撃へ意識を傾けさせた中で迎えた前半30分、ドリブルで中央突破したFW矢野佑太(3年)が先制ゴールを決めた。

　一方の中京は後半4分、MF熊谷知紀(3年)の右クロスを後半開始から投入されていた1年生FW加藤優汰が決めて同点。そして13分にはDF河合弾(2年)の左クロスから1年生FW宮市剛が勝ち越しゴールを決めた。アーセナルFW宮市亮の弟、剛の一撃が決勝点となり、中京大中京が2-1で勝利。3連覇へ王手をかけた。

　名東は9年ぶりの優勝を目指す岡崎城西に3-1で逆転勝ちし、初Vへ前進した。前半25分に長川原速人のゴールで先制した岡崎城西に対して4-4-2システムの名東はショートカウンターからチャンスをつくると、33分にDF石原裕太(3年)のアシストからMF塚田卓真(3年)が同点ゴール。さらに後半3分には2年生FW高柳昴平のゴールで勝ち越すと31分にも高柳が加点し、岡崎城西を下した。

【愛知】
[準決勝]
中京大中京2-1刈谷
名東3-1岡崎城西

---

▼関連リンク
【特設】高校選手権2011
愛知県大会特集