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新潟は2点リード守れずドローも残留確定

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[11.19 J1第32節 新潟2-2G大阪 東北電ス]

 勝って自力で残留を決めたいアルビレックス新潟はホームにG大阪を迎え、2点を先行したが、後半32分からの2失点で2-2の引き分けに終わったが、貴重な勝ち点1を積み上げ、2試合を残してJ1残留を確定させた。

 前半ロスタイムにMF三門雄大の鮮やかミドルシュートで先制すると、後半25分にもFWブルーノ・ロペスが加点。そのあと2点を返され同点となったが、貴重な勝ち点1を積み上げJ1残留を確定させた。

 雨の中、集まった2万2990人のサポーターに勝利をプレゼントしようと、立ち上がりから鋭い攻撃を見せた。前半19分、右サイドをMF田中亜土夢が突破し、シュート性の鋭いクロスを入れ、チャンスを演出。同42分には左サイドからMFチョ・ヨンチョルがDF加地亮に勝負を仕掛け、ファーサイドで待つ田中へクロスを送った。いずれもパスがわずかに合わなかったが、前半ロスタイムに待望の先制点を奪った。

 雨でスリッピーなピッチ状態を利用したMF三門雄大がグラウンダーのミドルシュートをゴール左隅に突き刺す。6月18日仙台戦(1-1)以来となる三門の今季2点目で均衡を破り、後半に折り返した。

 勢いに乗る新潟は後半25分、カウンターから右サイドを駆け上がったSB村上佑介が中央へクロス。走り込んだFWブルーノ・ロペスがマークに付いていたDF中澤総太に競り勝ち、ヘディングシュートで追加点を叩き込んだ。

 ところが、後半32分、38分と立て続けにG大阪FW川西翔太にゴールを許し、あっという間にリードを失った。DF千葉和彦が出場停止で、DF鈴木大輔、DF酒井高徳もU-22日本代表で不在という苦しい台所事情もあったとはいえ、悔やまれるドロー。黒崎久志監督は「メンタルの緩い部分が出てしまった」と振り返り、「相手が人数をかけてきたが、こちらはなかなかメンバー的な部分もあり、交代のカードを切れなかった」と、采配が後手に回ったことを悔やんでいた。

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