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清水は逆転負けで7戦ぶり黒星、指揮官は判定に不服

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[11.20 J1第32節 清水1-2柏 アウスタ]

 清水エスパルスは1-2の逆転負けで9月10日の磐田戦(1-2)以来、7試合ぶりの黒星を喫した。前半43分にDFボスナーの直接FKで先制したが、後半に2失点。首位を走る柏に競り負け、地力の差を見せ付けられた。

 前半は試合の主導権を握り、立て続けにチャンスをつくった。前半15分、FW大前元紀のスルーパスからFW高原直泰がシュート。同33分にはDF太田宏介が果敢なオーバーラップから自らフィニッシュに持ち込んだ。

 清水の攻勢は続く。前半40分、左サイドで高原が粘り、後方に戻したボールを太田が左足でクロス。ゴール前に飛び込んだMF枝村匠馬が頭で合わせたが、ヘディングシュートはGKの正面だった。

 チャンスをつくりながらなかなか先制点を取れなかったが、前半43分、セットプレーを得点につなげた。MFフレドリック・ユングベリが倒されて獲得したFK。ボスナーが弾丸シュートをゴール右下隅に直接叩き込み、1-0とリードを奪った。

 ところが、後半に折り返すと、柏の反撃に遭い、立て続けにセットプレーのピンチを迎え、後半17分にCKから同点に追い付かれた。その後も柏の勢いを止めることができず、後半40分に2失点目。後半ロスタイムには再びボスナーが直接FKを狙ったが、今度は枠を捉え切れず、同点に追い付くことはできなかった。

 ゴトビ監督は試合後のインタビューで「ターニングポイントは大前が2人抜いたあとに引っ張られた場面」と指摘。後半11分、右サイドからDF2人の間を突破してPA内に仕掛けた大前が倒されながら笛が鳴らなかったシーンを挙げ、「100%PKだと思ったが、主審の判断は違った。あれがPKになって2-0になっていれば我々のゲームだった」と、高山啓義主審のジャッジに不服そうだった。

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