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G大阪はイ・グノのゴールで逃げ切り勝利、逆転Vへ望みをつなぐ

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[11.26 J1第33節 G大阪1-0仙台 万博]

 3位ガンバ大阪はFWイ・グノのゴールで仙台に1-0で勝利し、逆転優勝へ望みをつないだ。首位・柏が引き分けたため、勝ち点2差に詰め寄ることに成功。2位・名古屋との勝ち点差は1差のままとなっている。

 10年間指揮を執った西野朗監督の退任が決まり、なんとしてでもタイトルの欲しいG大阪。守備の要のDF山口智が出場停止となり、最終ラインには大卒ルーキーのDF金正也が入り、8月17日の名古屋戦(2-2)以来、12試合ぶりの出場を果たした。

 序盤からなかなかリズムをつくることができなかったものの、グノが決めたゴールを守りきり、勝ち点3を手に入れた。値千金のゴールが生まれたのは前半25分だった。DF藤春廣輝が左サイドからドリブル突破。左クロスにファーサイドのグノが頭で合わせ、シュートを決めた。この1点を守りきり、前半を1-0で折り返した。

 後半に入っても左サイドを起点にチャンスを演出。後半2分には、空中戦で競り合ったDF加地亮の鼻にDF菅井直樹の肘が入り、試合は中断。一度はピッチの外に出た加地だったが、すぐにピッチ内へ戻り、プレーを続けた。同12分には、MF武井択也とのワンツーから左サイドへ抜け出したグノがシュート。しかし無情にもポスト右を叩いた。追加点が奪えない。終盤には仙台の猛攻を受けたが、GK藤ヶ谷陽介の奮闘や金がピンチの場面もしっかりクリア。公式戦3試合ぶりの完封勝利を飾った。

 最終節の清水戦は、この日受けた警告でFWラフィーニャが出場停止となる。攻撃の核が不在となる苦しい状況だが、なんとしてでも勝利を手に、リーグ優勝のタイトルを10年間チームを指揮した西野監督へのはなむけにしたい。逆転Vを信じ、今季最終戦に臨む。

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