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チェルシーのA・コール、泥酔逮捕の経緯

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Text alert@中島(グラスゴー)

 現地時間5日、ロンドン市街で泥酔して警察官を侮辱し、身柄を拘束されたチェルシーのDFアシュリー・コール。英メディアによると、その原因はパパラッチの行き過ぎた取材活動が原因だったようだ。

 5日夜、コールはチェルシーのDFジョン・テリー、DFマイケル・マンシエンとともにロンドン市街のナイトクラブへ。翌日未明の2時頃、アルコールを楽しんだコールは帰宅の途に着くためクラブの外に出ると、待ち構えていたパパラッチの行き過ぎた行為に腹を立て、口論に発展した。警察官はコールを静止しようとしたが、我を忘れたコールは警察官を侮辱。コールはこの行為により身柄を拘束され、約3時間拘置された後、80ポンド(約1万1000円)の罰金を科されて釈放された。

 コールは翌朝6日、「昨晩、警察官に浴びせた発言について謝罪したい。しかし、俺はパパラッチの振る舞いに腹を立て、侮辱的発言をしたことを明らかにしたい。決して警察官を見下したわけではない。昨晩の早い時間帯に少しアルコールを摂取したが、過剰な量ではなかった。自分の発言が間違っていたことは認める。自分の行動と、それが自分自身とチェルシーに対してどのような影響を及ぼすかを考え、後悔している」と謝罪。同日午前中、ヒディンク監督に一連の経緯を説明した。

 6日、会見に臨んだヒディンク監督は、「私は規律を大切にしている。しかし、それぞれのケース次第で異なるものだ。状況を考えて判断しなければならない。だからこそ、コールの行為に対処しようとしている。彼は少し行き過ぎたね。しかし、この国では物事を誇張することが好まれる。真実と、事実が明らかにされなければならない。彼が深く反省し、直接謝罪をしたなら、もう終わりにしよう。しかし、チームに損害を与える行為が繰り返されてはならない。クラブとして、断固として伝えていく」とコメント。7日に行われるFAカップ6回戦コベントリー戦(2部)について、「コールはベンチ入りメンバーに入るだろう」と話した。

(文・中島大輔)

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