[高校サッカー]

　今秋の全日本ユース(U-18)選手権の出場権3枠を懸けたJFAプリンスリーグ(U-18)東海は6日、1部第5節5試合を行った。
　4連勝で首位の藤枝明誠高(静岡)と昨年優勝の名古屋グランパスU18(愛知)の一戦は前半2分、藤枝明誠がFW安東大介のゴールで先制。だが名古屋U18は後半14分、DF安藤駿冶がドリブルシュートを決めて引き分けに持ち込んだ。

　2位のジュビロ磐田ユース(静岡)は清水エスパルスユース(静岡)との「静岡ダービー」に臨んだ。磐田ユースは前半4分、MF鈴木貴也のゴールで先制。だが、相手の3倍近い17本のシュートを放ちながら2点目を奪えないでいると、後半終了間際に清水ユースのDF田代諒に同点ゴールを決められ1-1で引き分けた。
　磐田ユースに代わって2位へ浮上したのが静岡学園高(静岡)だ。清水商高(静岡)と対戦した静岡学園は前半2分、FW鈴木健太のヘディングシュートで先制。さらに8分にはMF和田直己がドリブルシュートを決めて2-0とした。その後も和田のこの試合2点目のゴールなどで2点を加えた静岡学園は、相手をPKによる1点に抑え、4-1で快勝。3連勝の静岡学園は、同勝ち点の磐田ユースを得失点差で上回り、2位へ浮上した。
　プリンスリーグ東海はこの後約1ヵ月間中断。次節は6月13日に行われる。

6日の試合結果は以下の通り
【東海1部】
[第5節]
名古屋U18 1-1 藤枝明誠高
[名]安藤駿冶(59分)
[藤]安東大介(2分)

藤枝東高 3-3 四日市中央工高
[藤]斉藤哲(35分)、石垣力哉(52分)、長田圭介(74分)
[四]福田晃斗2(4分、88分)、斎藤拓也(80分)

常葉橘高 1-1 磐田東高
[常]富ヶ原良(17分)
[磐]太田一輝(35分)

清水商高 1-4 静岡学園高
[清]風間宏希(80分=PK)
[静]鈴木健太(2分)、和田直己2(8分、68分)、オウンゴール(17分)

清水ユース 1-1 磐田ユース
[清]田代諒(89分)
[磐]鈴木貴也(4分)

(文　吉田太郎)