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2戦連続先発落ちの新潟・松下が意地の1得点1アシスト

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[5.17 J1第12節 新潟2-0神戸 東北電ス]

 アルビレックス新潟が2試合連続の完封勝利で、暫定3位に浮上した。ホームでの勝利は4試合ぶり。先制点のDF千代反田充は試合後のインタビューで「ホームでは3試合連続でサポーターにもどかしい思いをさせてきたので、点を取って失点ゼロで行きたかった」と喜んだ。一方のヴィッセル神戸は3試合ぶりの黒星となった。

 神戸は前半14分、MF馬場賢治が強烈なミドルシュートを狙ったが、GKの好セーブに阻まれる。同33分にもFWマルセウが高い位置でボールを奪い、そのままシュートまで持ち込んだが、枠を捉えきれなかった。

 なかなかリズムに乗れない新潟は後半8分にDFジウトン、同29分にMF松下年宏を投入すると、この交代策がズバリ当たる。

 後半33分、松下の右FKに千代反田がゴール前に飛び込み、豪快なダイビングヘッド。ボールはクロスバーを叩いてゴールマウスに吸い込まれた。「松下が入ってきて、(セットプレーでは)普段もいいボールが来るので、あそこは狙っていた。今まで外していた分、決められてよかった」と千代反田。後半42分には右クロスのこぼれ球を松下が右足で蹴り込み、試合を決定づけた。

 開幕戦から10試合連続で先発していた松下だが、前節9日の山形戦(1-0)で先発落ち。この日も2試合連続の途中出場となったが、意地の1得点1アシストに「最近はいろいろ悩んでいたので、こうやって結果が出ると自信になる」と安堵の表情だった。

(文 西山紘平)

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