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6/3A代表練習後の選手コメント

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 6日のW杯アジア最終予選・ウズベキスタン戦に向け現地入りした日本代表は3日、本格的な練習を開始した。左ひざ痛のFW大久保嘉人(ボルフスブルク)、右足首痛のFW玉田圭司(名古屋)もフルメニューを消化した。
以下、練習後の選手コメント

●FW岡崎慎司(清水)
―キリン杯で2戦3発を決めて乗り込んできたが?
「キリン杯とW杯予選はまったくの別もの。それは監督からも言われている。内容はよかったけど、そううまくいかないこともある。予選を戦う気持ちをあらためて出せと言われているし、いい調子でここまで来れたけど、基本を大切にして、試合に出たら思い切りやりたい」
―最終予選は特別な雰囲気がある?
「途中から出てもいつもと違うなというのがあった。頭から出てみたいというのはあるし、今回はチャンスもあると思う」
―ベルギー戦のあと大事なところでゴールを決めたいと言っていたが?
「そういう試合で点を取ってこそ、チームの一員じゃないけど、代表の中に入れると思う。やっぱり大事なところで取らないと」
―自信は付いてきた?
「相手どうこうではなく、やれる自信は付いた。Jリーグで点を取れていなかったし、得点のイメージは湧いている。イメージはいい感じで来ている」

●FW玉田圭司(名古屋)
―練習に合流したが?
「次の試合は気持ちで負けないようにしないといけない。そんなときにケガとか言ってられない」
―リバウンドは心配?
「そこまで痛むことはないと思う。あしたにならないと分からないけど、ケアをすればそこまでは痛くないと思う」
―テーピングはかなり巻いている?
「テープを巻くのはあまり好きじゃないから自分の中ではガチガチ」

●MF中村憲剛(川崎F)
「最初はうまくいかなくても、丹念に、相手の間、間でつなげれば穴は空く。たとえ穴が空かなくても、相手もラインは下げる」
―ジェラードみたいなプレーを求められているが?
「プレッシャーですね。冗談です。ジェラードの出ている試合を見たいと言ったら、スタッフがDVDを用意してくれた。ジェラードがトップ下に入っているやつ。あのポジション(トップ下)だから、ゴール前にまず自分が入らないといけない。ボランチのときより1個前にいるから、入りやすいし、パスが出てこなくても、エリアに入ることが大事。おとりになってもいいし、ニアでつぶれたり、相手の前に入ったり、そうやってエリアに入らないとゴールの確率は低くなる」

●MF中村俊輔(セルティック)
―股関節の状態は?
「向こう(スコットランド)から(日本に)戻ってからが一番きつかった。ベルギー戦のときかな。痛みはこのぐらいのままだろうけど、コンディションを上げていければ」
―雰囲気は?
「そんなに締めるとかいうものでもない。みんな締まるところは締まっている。変にピリピリしてもよくないし」
―ウズベキスタン対策は?
「きのうも憲剛と中盤の話をした。相手は前からボランチが詰めてくる。憲剛が消えないようにしたい」

●MF松井大輔(サンテティエンヌ)
「本当に涼しい。日中は暑いと聞いていたけど、こうやって涼しい方がいい」
―体調は?
「悪くないので、いい準備をして臨みたい。できればウズベキスタンに勝ってW杯出場を決めるのがいい。それが一番の近道なので、大事な試合になる」
―前回のウズベキ戦は出場停止だったが?
「試合は見ていないが、ホームで勝っていないので、適地で勝つことに意味がある。試合に出るにしろでないにしろ、勝つために気持ちだけは負けたくない」
―チームの雰囲気は?
「勝って来ているのですごくいいと思う。でも次が一番大事だから、油断しないで、勝つことだけを考えながらやりたい」
―出番はありそう?
「あまり想像していない。出る、出ないにしても、勝つことだけを考えているとしか言えない」
―キリン杯の試合は見た?
「ちょっとだけ見た。いい形でパス回しできていたし、どんな相手が来てもああいう感じでサッカーができれば、一番いい形でサッカーができると思う。ウズベキスタンも攻めてくると思うし。向こうも勝つことが必要だから」

●DF内田篤人(鹿島)
「意外に涼しい。夜も(8時くらいまで)明るいのでびっくりしている。(練習場にサポーターが広げた)日本の旗は、ここに持ってくるのが大変だったと思う。ここで勝てばW杯が決まる。できるだけ多くの人に、テレビでも見てもらって、関心を持ってもらいたい。サッカーを知らない人は、W杯に出るのが当たり前だと思っているだろうし、予選があることも知らないと思う。僕も世代的には、日本が出ないことが考えられない年齢。ウズベクに勝って。早く決めたい」

(取材・文 矢内由美子、西山紘平)

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