大学サッカーの第86回関西学生リーグ1部は27日と28日に後期の第2節を行った。9連勝中の首位・阪南大は京都産業大と対戦。後半10分に退場者を出した阪南大は同30分に京産大MF櫛田一斗(4年=桂高)に先制点を奪われると、鳥栖加入内定のDF渡辺将基(4年=桂高)を中心とする京産大DF陣を最後まで崩せず0-1で敗れた。
　今季初黒星を喫した阪南大に代わって首位を奪取したのが、びわこ成蹊スポーツ大だ。前節まで2位のびわこ成蹊スポーツ大は、FW篠部拓真(3年=山城高)が得点ランキング首位(9得点)に並ぶ2ゴールを決めるなど大阪学院大に3-0で勝利。勝ち点で並んだ阪南大を得失点差で上回り首位へ浮上した。また3位・関西大は神戸加入内定のMF大屋翼(4年=広島ユース)が後半31分に退場するアクシデントも、FW阪本晃司(4年=立正大淞南高)の2試合連続ゴールとDF清水孝太(3年=星稜高)の決勝ゴールで大阪教育大を2-1で下し、首位との勝ち点差を2へ縮めている。　

【後期第2節】
関西学院大 2-1 近畿大
[関]桑原透記(44分)、 阿部浩之(89分)
[近]枝本雄一郎(35分=FK)

びわこ成蹊スポーツ大 3-0 大阪学院大
[び]篠部拓真2(37分、50分)、平野甲斐(68分)

関西大 2-1 大阪教育大
[関]阪本晃司(35分=PK)、清水孝太(83分)
[大]田中俊一(74分)

阪南大 0-1 京都産業大
[京]櫛田一斗(75分)

姫路獨協大 0-2 立命館大
[立]辻慶太(9分)、内藤洋平(89分=PK)

同志社大 0-2 桃山学院大
[桃]宮澤龍二(50分) 、斉藤達也(89分)

(文　吉田太郎)