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日本の誇り!!G大阪が欧州覇者マンUから3得点!!

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[12.18 クラブW杯(FCWC)準決勝 G大阪3-5マンチェスター・U 横浜]

 手負いのアジア王者・ガンバ大阪が、欧州覇者のマンチェスター・ユナイテッドから3得点をもぎ取った。18日のクラブW杯・準決勝で、G大阪が主力のMF二川孝広佐々木勇人を怪我で欠きながらも大奮闘。5失点を喫したものの、後半は持ち前のアグレッシブなサッカーを見せつけFW山崎雅人、MF遠藤保仁橋本英郎がゴールを量産。2点のビハインドを負っていた後半29分、橋本の横パスを受け右足を振り抜いた山崎は「橋本さんからいいパスがきたので、僕はGKを先に見ることができて、落ち着いてきめられた」。その後、目の色を変えて猛攻を仕掛けてきたマンUに4分間で3点を決められたが、G大阪は集中を切らさず、諦めずに攻め続けた。そして38分、ドリブルで中盤を突破した安田理大が左へ振ると播戸竜二がクロス。そのクロスが相手DFのハンドを誘ってPKを獲得。「GKがそんなに動かなかったので、サイドに強くければ決まると思って自信を持って蹴った」という遠藤がPKを蹴り込み2-5とすると、その6分後のロスタイムに橋本が鮮やかなゴールで3点目を叩きこんだ。
 一時は1-5とされたにも関わらず、最後の最後まで攻撃の手を緩めずマンUに向かって行ったG大阪の戦いぶりに68000人の観衆は惜しみない拍手を送った。そして、西野朗監督もその選手たちの奮闘を評価した。「ガンバは今日は決して相手に臆することなく、ガンバのスタイルを強く持ち続けることができた。マンU相手だと1点取ることも難しいのに、アグレッシブさを貫けた。ガンバが求めているサッカーはそういう事なので、良い財産になった」。勝負の世界では、勝ちから得るものよりも負けることから得る事の方が多い、とよく言われる。この日のG大阪も、自分たちの理想とするサッカーの"力"を大いに確かめられたゲームとなった。

<写真>後半29分、FW山崎(30番)の得点にFW播戸(11番)、MF遠藤(7番)が駆け寄る
(取材・文 山口雄人)

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