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中国が逆転で東アジア女子選手権初勝利

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[2.18 08年東アジア女子選手権 中国 3-2 韓国 重慶]

 前回優勝の韓国と開催国・中国との戦いとなった一戦は互いに得点を奪い合った結果、中国が3-2で勝利。大会初勝利をマークした。
 昨年9月の女子W杯8強の中国と予選大会(07年7月)から勝ち上がってきた韓国。スピード十分の攻撃を仕掛ける中国に対し、韓国はDFユ・ヨンシル(32)とDFリーダーのDFキム・ユミ(28)主将を中心に統制の取れた守備で相手の前線へのパスを寸断。そして高い位置でボールを奪うと縦への鋭い攻撃で中国に応戦した。
 だが個人技で上回る中国は前半ロスタイム、左FKをDF袁帆(21)が折り返し、中央に詰めたFW韓端(24)が右足で先制ゴール。だが韓国は後半14分、中国の隙を突いてFWパク・ヒヨンが頭で同点ゴール。さらに運動量が落ちた中国に対し、韓国は21分、左サイドで粘ったMFハン・ソンイ(22)からのパスを受けたパク・ヒヨンが鋭い反転から右足シュート。DFの足に当たったボールはコースが変わり、そのままゴールへと吸い込まれた。
 わずか8分間で逆転に韓国イレブンが喜びを爆発させる。
だが、地元で負けられない中国は34分、韓端が押し込み同点。そして86分だ。中国は韓端の強烈なボレーシュートがクロスバーを弾く。その跳ね返りをFW徐媛(22)が頭で押し込み決勝点を決めた。韓国はロスタイムにサイド攻撃からゴールへ迫ったが、中国の集中した守りを崩せず。3-2で勝った中国は東アジア女子サッカー選手権初勝利を挙げた。

(取材・文 吉田太郎)

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