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大宮vs大分 試合後監督会見要旨

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[4・5 J1第5節 大宮2-0大分 NACK]

 大宮はホームで大分と対戦し、MF斉藤雅人(32)の2得点で2-0で勝ち、3月9日の新潟戦(2-0)以来、公式戦6試合ぶりの勝利を飾った。以下、試合後の監督会見要旨。

●シャムスカ監督(大分)
「大宮のサッカーは効果的なディフェンスをしていた。われわれの攻撃は動き自体は問題なかったが、フィニッシュや、ペナルティーエリアに入ったところで焦りがあったのか、われわれの持っている質を見せることができなかった。最後に前田を投入したのは、相手のマークにはまっていたところでどこかに崩しを入れたかったから。しかし、その交代を待っているところで2点目を入れられた」

―高松のコンディションはまだ悪いように見えたが?
「もう少し回復に時間がかかるところを脅威のスピードで復帰してきた。2週間ゲームをやっていないことでゲーム勘に問題があったかもしれないが、今日の試合の中では前線でのキープなど彼のパフォーマンスは十分によかったと思う。もちろん100%ではなかったが」

―1失点目はビルドアップでのミスからだったが?
「ビルドアップでのミスは1試合を通じてどのチームにもあること。相手のビルドアップのミスからうちにもチャンスがあった。違うのは目の前のチャンスをものにできるかどうか。大宮はものにして、うちはものにできなかったということ」

―金崎のプレーについては?
「大宮の守り方が非常にコンパクトで、スペースが少なかった。そこで今までと違うことを彼には要求したが、そのためにいつもと違う感じになってしまったかもしれない。ただ、難しい注文をよくこなしてくれていたと思う」

―どんな要求だったのか?
「それはチームのシークレットなので」

―右サイドで小林が今季初先発だったが?
「チャンスはだれにでもある。今日はそのチャンスが小林に来たということ。そのチャンスをよくものにしたと思う」

●樋口靖洋監督(大宮)
「春休み最後の週末にホームで久しぶりに勝つことができてうれしい。選手が非常にタフに戦ってくれた。大分はファイティングスピリット、フィジカルコンタクトが強いチーム。そういう相手にうちがイニシアチブを取ろうと選手に話してスタートした。まずまず思い通りにいったのではないか。もっとゴール前でのチャンスをものにするというのは変わらず課題だが、そこを次につなげていきたい」

―イニシアチブを取るための先発入れ替えだったのか?
「そうですね。ゲームをコントロールできる斉藤、前線でタメをつくれてドリブルを仕掛けることのできるデニス(・マルケス)を入れてトライした」

―それは自分たちのサッカーをするためか、それとも相手を考えて変えたのか?
「自分たちのコンセプトである、自分たちでボールを支配するということを前面に出すための選択です」

―2得点の斉藤選手については?
「経験のある選手で、どんな状況でもコンスタントに力を発揮してくれる。ゲームをコントロールする中で自らゴール前にも顔を出して、得点を決めてくれた」

―後半勝負という狙いだったのか?
「前半も相手のセカンドボールを拾うとか、サイドで相手を囲むという部分は十分に効いていた。前半最後の得点で後半を狙い通りに進められたというのが大きいと思う」

(取材・文 西山紘平)

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