[4・12 J1第6節　横浜FM2-0柏 日産ス]
　横浜FMはホームで柏と対戦。今季初めて4-4-2のシステムを採用した横浜FMは前半14分にFWロニー(30)、後半26分にMF山瀬功治(26)がゴールを決め、2-0で快勝した。
以下、試合後の監督会見要旨

●石崎信弘監督(柏)
「今季非常に調子のいいマリノスを相手に、うちがどれだけできるか楽しみにやってきた試合だった。選手にもそう話して、立ち上がりからしっかりいこうと言ってスタートしたが、その立ち上がりに相手の攻撃、ディフェンスに対し選手が躊躇してしまっていた。試合の入り方が悪くて、そこで点を取られた。その後はサイドを起点に何度かチャンスもあったが、そこで決め切れないのが課題だと思う。後半は大谷を左サイドバックにして、左サイドを起点にしてだいぶよくなり、躊躇するところもなくなってきていた。点が欲しい展開で、菅沼、アレックスを入れていったが、そこで退場者が出てしまった。リズムがよくなってきたところで、しかも不用意な退場だった。そこをしっかりやっていかないといけない。悔しい敗戦だが、ナビスコをはさんですぐ試合があるので、しっかり準備していきたい」

●桑原隆監督(横浜FM)
「こないだ名古屋に完封されていただけに、この試合の大事さはよく分かっていた。選手が集中を切らさず、最後までサポーターのためにも頑張ってくれた。いつもと一緒ですが、選手に感謝したい。それとロニーがようやくゴールを決めてくれたのは、今日のいいニュースだと思う」
―ロニーも今後は気持ちよくプレーできそうか?
「これまでシュートに慎重になっていたり、点が取れず神経質になっていた。今日1本取れたので、肩の荷も下りたのではないか。私も待ち望んでいたゴール。うれしいし、今後もいい感じでゴールを取っていってくれるんじゃないかと思う」
―試合の入り方の狙いは?
「柏も前、前に来る勢いがある。うちはリスクマネージメントをしながら、でもホームだし、積極的にいこうと。今回はシステムを変えたが、交代の3人枠はすべて使うからどんどんいこうと選手に話していた。パスも回って前半の25分ぐらいまではいい感じでいき、そこで点も取れた。慎重かつ積極的なゲームができた」
―今季は松田選手をボランチに固定しているが、彼の評価は?
「あれだけ経験豊富な選手で、ボランチが彼しかいないということで、私も信頼を置いているし、彼も十分にその信頼に応えてくれていると思う。彼抜きのボランチは考えられないし、フォアザチーム、チームのために何をやるかを実践してくれている」

(取材・文　西山紘平)