beacon

東京VvsF東京試合後監督会見

このエントリーをはてなブックマークに追加
[4.12 J1第6節 東京V1-2 F東京 味スタ 観衆:22503人]
 
 3年ぶりとなった東京ダービーはFC東京が2-1で逆転勝ちした。以下監督会見要旨



●城福監督
「(かすれ声で)すみません、声が枯れてしまって…。今日はヴェルディのディエゴ、フッキという素晴らしい力を個人の責任とチームとして出させないようにした。前半はできていたが、最後に失点して嫌な感じになった。しかし、バランスを崩さないように、前半のままのペースでいこうと伝えた。そのままというのがキーワードだった。後半、羽生がゴールしてくれて生き返った。交代した浅利、赤嶺、羽生も自分たちの仕事を全うしてくれたので、交代して入った選手もやりやすかったのでは」
―試合展開について?
「前半はお互いにコンパクトにするだろうし、うちとしてはディエゴとフッキを抑えようとしたので、サッカーにならないだろうとは思った。ボールを失うにしても、この2人が前を向いた状態で失わないようにすべきだと。前半は辛抱すべきと判断した。前半の最後からパスが繋がりだしたので、後半もそのまま行こうと。前半の展開は想定内だった」
―ヴェルディ対策はやりやすかったのでは?
「結果勝てたからゲームを組み立てやすい、といいたいところだが、ディエゴ、フッキだけでなく、ヴェルディは個の強いチーム。ただ、あの2人にボールが入るとチームにスイッチが入る。だからケアした。だからといって2人を抑えれば全て抑えられるかというと、そうではないが」
―ディエゴとフッキの具体的な対策とは?
「まだホーム戦もあるし、ナビスコもあるので、今はまだ言い難いが、スペースを与えると、攻撃の幅を広げてくる。だからスペースを与えないように、ということです」
―ダービーの感想は?
「我々としては勝ち点が0か1か3の試合でしかないはず。でも、サポーターをはじめ周囲が盛り上げてくれることで、責任が増す。そういった試合は選手にレベルアップをもたらすし、日本サッカーにとってもいいこと。盛り上げてくれた方々に感謝したい」

<東京V>
●柱谷監督
「前半からダービーということを意識してアグレッシブに勝ちにいった。最後にひっくり返されたが、もともと0点で抑えるのは難しいと思っていた。2点目を取れなかった代償が最後にでてしまった。非常に悔しい」
―前半はサッカーにならなかった?
「ラフなプレーも多かった。すごくうちを研究、警戒しているなと感じた」
―ディエゴ、フッキが目立ちすぎたと思うが?
「ポゼッションは大事にしていた。フッキは気持ちが強く、ボールを持っている時間がすごく長かった。もっと1タッチ、2タッチのプレーを増やさなければ、J1では通用しない。彼がボールを持つことで、ポゼッション率が下がった。福西にポゼッションの意識を持たせていたが、時間がたつにつれ、疲労が出てきて選手間の距離もあいてしまった」
―F東京の選手交代へのリアクションは?
「大竹が入って雰囲気が変わった。冨澤には常に見ておけばドリブルも怖くないとは伝えておいたが。平山を入れて2トップになってからは、カウンターに気をつけろと伝えた。サイドからのオーバーラップには時間をかけさせろと。そうすれば、相手が上がってきたときにはゴール前をしっかり固めれば怖くないと思っていた」
―レアンドロを交代させた理由は?
「変えようと思ったときに、ポゼッションができる時間帯があった。相手もムリをしてポジションを変えてきていたので。そのときに迷いはあったが、1-1で終わるのはイヤだったので、平本の一発にかけた。彼もコンディションは万全ではなく、どこまでできるか未知数だったが」
―ケガの選手が多いが?
「J2から上がってきて、スタメンのレベルは高いと思う。でもこの先サブの底上げがないとJ1では厳しい。苦しいときに打開できる選手がほしい。飯尾、広山、河野とケガをしているが重傷ではないので復帰を待ちたい」

TOP