[4.12 J1第6節 東京V 1-2 F東京 味スタ]

3年ぶりとなった東京ダービーはF東京が2-1で逆転勝ちした。以下試合後選手コメント

<東京V>
●GK土肥洋一
「悔しいです。取られ方が悪かった。ぜひとも勝ちたかったというのが本音だし、やられたのは自分たちの課題。これからやっていかないといけない」
―古巣の印象は?
「負けたけど怖くない。負けたけど前半はシュートらしいシュート打たれていない。自分たちが戦い方悪くして失点している。修正しなければいけない」

●DF服部年宏
「2点目は取れたと思う。途中から入った選手には仕事してもらわないと。苦しいときに変えてもらわないといけないんで」
―フッキ選手が退場したが?
「ファウルをとってもらえなかったところはあると思うが、イライラしていた。もうちょっと落ち着いてやってもらわないと」


●MF梶山陽平
「1点取った取ったあとはいける感じがあった。最後ああいう形で点取れてよかった。今日は勝ち点3にこだわって試合をした。最後結果出せてよかった」

●DF佐原秀樹
「辛抱していけば2点目取れると思っていた。(サポーターからの声援は)すごいんで励みになる」
―次戦は古巣の川崎Fだが?
「楽しみ。11年いたチームなんで。ジュニーニョとも真剣勝負したことない。ガチンコですね。楽しみです」

●DF長友佑都
「(フッキは)スピードあるんで、DFライン大変だったけど、やられたというのはなかった。1対1は自信あったんで負けたくなかった。自分にとって自信になった」
―五輪代表へのアピールにもなった?
「1試合だけでは満足できない。コンスタントにやっていきたい」
―決勝ゴールは?
「中に入れば(相手が)混乱するかなと。今野さんからいいボールが入った。(記録はオウンゴールだったが取れて)よかった。点を取りたいという気持ちあった。このチャンスはなかなかないと思った」

●MF大竹洋平
「ダービーは気持ちで勝った方が勝つと思う。球際で勝った方が勝つ。ここで上回れたから勝ったと思う」
―逆転勝ちだったが?
「ヴェルディは後半切り替えが遅くなるのは分かっていた。監督も前半0-1なら問題ないと言っていた。今日は勝ち負けにこだわった試合ができた」
―初めての東京ダービーの雰囲気は?
「普通の試合と雰囲気が違って体が動かなかった。最後まで持たないなと思いました(笑)」
―U-19代表候補合宿から戻ったばかりだったが?
「こういう日程の中でもできなければ意味がない。こういう中でも変わらないプレーをしたい」
―代表ではアピールできたか?
「自分のプレーは多少できた。でも周囲と合わせるのが難しかった」

●GK塩田仁史
「(ヴェルディGKの)土肥さんとは、昨日とかも普通にメールしてました。でも、ピッチに立ったらそれは関係ない。土肥さんの姿は刺激になった。昨年や一昨年(FC東京でともにいたとき)を思い出しましたね。でも今年はまだあと3回ヴェルディとは対戦ありますし。
今日は周りががんばったことで抑えられたのが大きかった。両チームとも高いモチベーションで、味方も責任あるプレーを90分間続けてくれた。サポーターの声も後押ししてくれました」

●MF今野泰幸
「勝った嬉しさとチームとしてもう少しやりたかった悔しさと両方ある。勝ち点3は嬉しいけれど、やるべきところはあるので。決勝点は、僕が見たときは長友がフリーだったけど、相手のDFが足を伸ばしてきてつっついて、それが入ったのかなと。長友も自分はシュートしてないといってました。引き分けだったら悔しかった。交代も積極的なものだったので、もう1点取りに行けということだと思った。いつもとは違う異様な雰囲気だった。試合後もみんなで喜べたし。これが勢いになればいいと思う」

●MF羽生直剛
「ゴールは気持ちでいった。アウトにかけて決めるならあそこしかなかった。でもそんなコントロールできる人間じゃないので。だからみんなにちゃかされました。みんなダービーだから気持ちが強かった。試合後のサポーターへの挨拶は知らなかったので、聞いて行ったけど、それでもわからなかった。申し訳ないです…。でも早くサポーターといっしょになりたかったので。前半は最悪0-1というのも想定していた。ディエゴ、フッキがフレッシュな時間帯はすごいプレーをしてくるだろうと思ったので。失点した時間帯は最悪だったけど、後半は自分たちの形からスタートさせようと声をかけていったのがいい方向に出た。
城福さんのいう“責任”とはオシムさんと言っていることと似てる。メンタリティについて、試合への入りかたなども似てます。いろいろ言っていいけど、最後はプロに徹すること。出たくて出られない選手のために、お金を払って来るサポーターのために、簡単にボールを失わないとかという点ですね。
今日は前半ぶつかって両足ふくらはぎと左足を痛めたので交代させてもらった。キャプテンだったし、責任も感じていたけど、千葉時代から『ピッチ上で責任を果たせないなら、自ら出て行くことは恥ではない』と言われていた。だから自分でチームに迷惑がかかると判断して、交代させてもらいました」

(取材・文　吉田太郎)