[4.29 J1第9節 F東京 1-0 大分 味スタ]

　4位・F東京と9位の大分との一戦はFW赤嶺真吾の決勝ゴールでF東京が1-0で勝った。以下選手コメント


●MF栗澤僚一
「まずはディフェンスから。ボール回しからもっと声を出してリズムを作りたかった。(ポスト直撃のFKについて)FKはあんなもんでしょ。1回蹴ったときから感触はいいな、とは思っていましたが。監督からも厳しい試合になるといわれていたし、0点で抑えられたことのほうが次につながる。攻撃は前に人数もかけられなかったし、相手も警戒していたので難しかったですね。
　自分が出たらまずはディフェンスを。前半は特に流れがどっちにいくかわからなかったので、まずは0点に抑えながらディフェンスから切り替えていきたいと思ってました」

●MF今野泰幸
「今シーズンはセットプレからの得点が増えている。パス回しの間にスルスルと上がって点を取るシーンを増やしたいですね。もちろんディフェンスはしっかりやりながら。今のような仕事はずっとしたかったこと。練習でもやっていて勉強になるし、試合でもさらに勉強になる。
　試合のなかで納得のいくゴールがほしい。川崎F戦の4点目が理想的でした。順位はあまり気にしていない。1試合ずついい形が作れるように。それしか考えていません。
今日はカボレの突破が相手に脅威を与えていた。あの形なら後ろはバランスを崩さないでいつつ、相手にも脅威を与えられる。これができるなら続けていくべきだし、できなくなったらまた考えるべき。考えて、メリハリをつけながらゲームを進めていきたい」

●茂庭照幸
「(ナビスコ杯含め)3試合ぶりのスタメンで疲れました。せっかくチャンスをもらったのだし、やってやろうと。相手が誰であれ、良さを出させないようにして、チームとして守った。
(CBでコンビを組んだ)佐原とは試合中にもよく話せて、特徴をつかんだうえで、コンビネーションにもチャレンジしたけど、うまくできたと思う。
　試合に出ていない間は、もちろん悔しかった。ベンチ外になってもチームに対してやるべきことはある、と考えるようにしていた。
　今日の試合、0点に抑えられたことは自信になる。手ごたえもつかんだ。今までは上位のチームといい試合をすることが多かったけど、自分たちが上位をキープするには、下位のチームに取りこぼさないようにしないといけない。決して弱い相手じゃないけど、勝てない相手でもないから。
　茂庭コールがたくさん起きて、モチベーションが上がりました」

●FW赤嶺真吾
「前節清水に負けて連敗だけはしたくなかった。勝ててよかった。連敗しないことが一番大事。ホームなんで絶対に負けたくなかった」
―好調だが?
「分からない。昨年よりも出場機会がある。結果残したいと思っているし、結果ないと次は無いと思っている」
―ゴールについては?
「秀さん(佐原)が折り返してくれてたまたま自分の所に来た。思い切り打った。でも2点目が取れればもっといい展開できた」
―連戦だが気をつけることは?
「食生活と睡眠をしっかりとれれば大丈夫」
―岡田監督が視察に来ていたが?
「(代表は)2、3日だったんで、(自分自身の)変化はないと思う。意識はしていない」

●DF長友佑都
「守備が安定してきたのでゼロで抑えられてよかった。(清水戦負けたが)みんなでビデオ見ながら反省できた(自分としては)守備の時の1対1とか得点に絡む場面があっていいと思う」
―代表候補ということでの意識は?
「日本代表候補ということで責任感出てきた。でも見合うプレーができていない。(岡田監督への)アピールまだまだ。満足することなくやりたい」

<大分トリニータ>
●MF鈴木慎吾
「前の特徴を活かせればと思っていた。もうちょっとボール収まれば攻撃になったと思う。前半何回かチャンスあったけど後半修正された。ボールが収まりにくかった。この辺が課題。もっと押し上げが早くできたらよかった」

●GK西川周作
「(けが人が多いが)代わりに出た選手がパフォーマンス出さないといけない。この負けを切り替えていきます」

●DF森重真人
「自信もって行くしかない。けが人多い中で代わって入った人がいい仕事してくれていた。でも結果が全てなんで結果出さないといけない
　昨年は連勝1回くらいしか経験できなかった。(みんなで)連勝することが大事だといっていた。気持ちの面は緩んでいなかった」
―攻撃面に関しては?
「チャンスは少なかったけどあった。逆に相手にしっかり決められればいい流れにはならない。ただ自分たちがゼロ点に抑えていれば勝ち点1取れたはず」
―カボレに苦戦する場面が多かったが?
「自分たちのミスからピンチになっている面が多い。ミスから失点というのを少なくしていきたいと思う」

(取材・文　吉田太郎)