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千葉vs大分 試合後の選手コメント

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[5.17 J1第13節 千葉1-0大分 フクアリ]

 ジェフユナイテッド千葉はホームで大分トリニータと対戦し、前半27分のMF谷澤達也の先制点を最後まで守り切り、今季初の2連勝を飾った。
以下、試合後の選手コメント

<千葉>
●MF下村東美
「澤入さん、ミラー監督が来て練習して、いかに今までバラバラだったか、練習でも感じていた。今日もブロックをつくって守ったけど、今までは隣の選手との間を通らせることが多かった。今日はそこを通させず、サイドに追い込んでプレスをかけることができた。相手が無理やりくさびを入れてきたら、挟み込む。そこもうまくいっていた」
―先発が固定されたのはやりやすい?
「選手の間でもそれは言っている。試合を重ねて、試合を通してチームをつくるのが大事。メンバーが固定されているのはいいことだと思う。前回勝ったので、そのままの流れでいけた」
―試合中も選手間で言い合う場面があったが?
「言い合ったり、コミュニケーションを取れるのはチームとしてのやり方があるから。それを基準に話すことができる。今まではベースがなくて、どこでプレスにいくかの判断も選手それぞれでバラバラだった」

●FW巻誠一郎
―スタジアムの雰囲気もよかったが?
「自分が最後までピッチに立っていて勝ったのはいつ以来だろう。去年の…(苦笑)。いい雰囲気づくりをサポーター含めてクラブ全体でやってくれた」
―交代で入るときの指示は?
「ラインがずるずる下がっていたし、疲れて声も出てなかったというか、沈んでいた。“鼓舞してこい”という感じだった(笑)。ボールがなかなか前まで来なかったけど、あの時間帯だし、我慢しないといけないから」
―気持良く代表にいける?
「ジェフも試合が続くし、代表も厳しい試合が続く。ひと段落して気持ちを切らさないことが大事。中断に入って安心したらいけない。ナビスコ杯もあるし、勝ち切る癖を付けたい」
―選手が自信を取り戻した?
「緊張感のある練習ができているし、練習から自分たちはできるんだっていう自信を持ってやれている。いい方向に向かっていると思う」

●MF斎藤大輔
「今週1週間、監督が代わって練習をしてきて、選手に自信を持たせてくれた。守備は4枚、4枚の組織でしっかり守って、奪ってからは自由にやらせてくれる」
―今までの一番の違いは?
「メンタル面。攻撃のときに工藤、谷澤が生き生きとプレーしている。今まであまり上がれなかったサイドバックも上がれるようになった。攻撃で臨機応変にやれている」
―試合前のミラー監督の指示は?
「試合前のミーティングは長い時間あった。いろいろあったけど、自分に自信を持って、お互いを信頼してやっていこうというような話だった」

<大分>
●GK西川周作
「いいプレーは出せたけど、結果につながらなかったのが残念。今年はアウェーでほとんど勝っていないし、ジェフにも今までリーグ戦で一度も勝っていない。今日を初勝利にしたかったけど、残念です。後半からはトリニータらしい攻撃ができた。あとは点を取るだけだった。前半は入りが悪かった」
―千葉のミラー監督がほめていたが?
「ありがたいです。頑張りたい」

●DF森重真人
「前半は後手に回って、ちょっと受け身になってしまった部分があった。後半は守備もよくできていたし、攻撃もスペースをみつけて何度かチャンスがあった。あとは最後のところの精度だった」
―千葉の攻撃の印象は?
「4枚の中盤の両サイドが斜めに裏を狙ってきた。少しラインを下げて守ってカウンターのイメージで、それはみんな意識して守れていた。ミーティング通りにできたと思う。前半はラインを下げ過ぎた。中盤の守備がいつもはマンツーマンだけど、今日はゾーンで、相手にはっきりプレッシャーにいけなかった。そこで隙を与えたかなと思う」
―今後はU-23日本代表のフランス遠征だが?
「気持ちを切り替えて、代表は代表で結果を残していかないといけない」
―北京五輪メンバー入りは狭き門だが?
「自分のチームで自分のプレーをする。それでダメだったら自分も納得がいく。自分の持っているものをしっかり出すこと。まず自分のプレーをすることが大事だと思う」

(取材・文 西山紘平)

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