[7.2 ナビスコ杯準々決勝第1戦 千葉0-1名古屋 フクアリ]

　名古屋グランパスは前半14分にFWヨンセンが先制点を決めてジェフユナイテッド千葉に1-0で競り勝ち、アウェーで先勝した。
以下、試合後の選手コメント

<名古屋>
●FW玉田圭司
「(左ふくらはぎを痛めて前半で交代。試合後は松葉杖姿だったが)今、痛いだけ。大したことない。打撲だと思う」

●MF中村直志
―アシストのシーンは?
「集中していいコールを狙った。強いボールとか、速いボールより正確に蹴ることを心がけた。それがゴールにつながってよかった」
―28日の鹿島戦は出場停止で、チームも0-4で敗れたが?
「チームのプラスになる何かをしたかった。コンパクトにディフェンスすることを意識した」
―試合内容は?
「内容より、こういうアウェーでの試合は勝ち点を取ることが大事。満足している」

●GK楢崎正剛
「アドバンテージはあるけど、まだ1-0。気を抜くことが絶対にないようにしたい」
―決定機を防ぐ場面もあったが?
「前回の試合で4点も取られていたし、少しでもチームに貢献したかった。ナビスコ杯自体、僕は今年初めて。前回の流れを切ることは意識していたけど、違う大会ということでうまく切り替えられたのかもしれない」

●DF阿部翔平
―何度も良いサイドチェンジをしていたが?
「左でタメて右に持っていっても、そこで終わることが多かった。どの試合でもサイドチェンジは意識している。今日の試合がたまたま強く出ただけだと思う。後半は相手もプレスに来たので、うまく左サイドで引きつけようと思った」

<千葉>
●FW巻誠一郎
―ミラー監督就任後、初先発だったが?
「なかなか一緒にプレーできなくて、戸惑いはあった。ロングボールが多くて、自分たちのプレーができなかった」
―第2戦に向けては?
「勝たないと次に進めない。一発勝負なんでアグレッシブにいけると思う。アウェーで難しい試合になると思うけど、負けに行くわけじゃない。アグレッシブにプレーしたい」
―初めて弟と同じピッチに立ったが?
「「プロになる前も、練習試合とかも含めても本当に初めて。一緒にピッチに立ったのは素直にうれしかったけど、あの時間帯に入ってきて前からチェイシングされたのはイヤだった。僕のホームだったし、勝ちたかった」
―久々のフル出場だったが?
「最初はセーブしながらやった。ペース配分しながら。最初からいくともたないと思った」
―決定機もあったが?
「決めないといけない。右からの折り返しのときはミートしなかった。情けない。しっかりプレーしないと」

●FW苔口卓也
「疲れました。最後は足がつっちゃったけど、意外に走れた。自分が仕掛ける回数をもっと増やしたい。次は相手のホームで、向こうにもプレッシャーがかかる。自分が出れば相手に脅威を与えられるプレーがしたい」

●DF池田昇平
「まず守備からという試合だったけど、無難にできていたと思う。後半、玉田に代わって杉本が入ってきて、サイドに開いてプレーしていた。サイドなら突破されても中ではじけばいいし、そんなにスピードにも乗らせていなかったと思う。失点はオレのミス。何とか取り返そうと必死だったけど、悔しい」

●MF工藤浩平
―1トップが巻になって今までと変わった?
「レイナウドが1トップのときよりも(巻の)頭に入れることが多くなって、セカンドボールが拾えず、2次攻撃、3次攻撃ができなかった。前に収まらなかったというのもあるし、前で選択肢がなくてプレー判断が遅れてミスが出た。距離感が悪かったと思う」

(取材・文　西山紘平)