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F東京vsG大阪 監督会見要旨

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[7・16 J1第17節 F東京 1-1 G大阪 国立]

 8位のFC東京と4位のガンバ大阪との一戦は、前半6分にG大阪がFWルーカスのゴールで先制したが、同19分にF東京がDF徳永悠平のゴールで追いつき1-1で引き分けた。以下監督会見要旨


西野朗監督
「チームに疲労感があった。基本的なベースがなかったと思う。悪いなりのサッカーをやらないといけないということでシステムを崩したり、流れを変えようとした。その中で最後に投入したふたりが活性化してくれたと思う。
 今日は中盤の距離感が離れすぎて主導権を取れなかった。タメが無いので両サイドを効果的に使えなかった。チャンスは作れたが最後の部分が不足していた」
―前半右サイドから崩されていたがその対応については?
「右サイドだけじゃなく、羽生と徳永の左サイドからも(崩されていた)。F東京のワイドをどうディレイしながら対応していくか、ということだった。(ワイドでなく中央に位置するMFの)ルーカスと二川がインサイドから追っていくと流れてしまう。(布陣を変えて)タテからディフェンスに入れば、相手のサイドの4人は消せると思った。
 今日は中盤のスライドが遅かった。ボランチが修正するとか、後手後手だった。アプローチがよくなかったので、相手にスピードで上がられてしまった。また攻守の切り替えが遅く先手を取られた」
―勝てなかったのは疲労によるところが大きいのか?
「相手があることなのでなんとも言えない。(前節からはG大阪の方が一日休養が長かったので)コンディションは相手よりもいいはず。でも試合の中で連動してできなかった。悪いとは思っていないが全体で上げていかないと。今後厳しい戦いになっていくので。判断のスピードが今日は遅かった」


城福浩監督
「ガンバのようにボールをポゼッションして、ボールを動かすことを目指してきた。ガンバさんから学ぼうとしてきたことを17節でチャレンジできるというのはいいタイミングだった。精度はまだ問題あるかもしれないが、ボールを動かしながら攻めたことは評価したい。雨が降ってきて、ボールをつなぐ自信がなくなって最後押し込まれたことは反省しなければならない」
―長友選手を右サイドで起用した理由は?
「徳永が左サイドから切れ込んで右足シュート、というのが(F東京の)武器(のひとつ)だと思った。長友と徳永が、互いの位置を遜色なく出来るということでトライした」
―今野のCBでの起用は?
「(チームの)コンディション的なものもあるし、バレーの高さも不安だった。また相手のサイドは精度が高い。この対応を考えて今日はCBにした」
―石川選手の交代については?
「結果的に(代わりに起用した)エメルソンのところでひっかかってしまったので成功したとはいえない。長友がケガ上がりで90分間持たないし、タメを作れないと思った。前半のようにカボレへのパスが通らないと思い、ピンポイントのパスを出して欲しかった。また前半に右サイドを崩されて失点している。守備が安定していたとは言えないので気になっていた」
―前半戦が終わった印象は?
「僕らは365日右肩上がりになるチームになるということで取り組んできた。17試合やって対戦相手から学ぶことは多かった。最後の3試合は現在Jリーグを代表する3チーム。本当は勝ちたかったけど、引くのではなく、普段どおりの戦いができた。これを後半の34節までにつなげたい」

(取材・文 吉田太郎)

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