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川崎Fvs清水 監督会見要旨

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[7・17 J1第17節 川崎F 2-1 清水 等々力]

 昨年5位の川崎フロンターレと同4位の清水エスパルスとの一戦は前半15分、清水がFW矢島卓郎の今季初ゴールで先制。だが川崎Fは後半、U-23日本代表MF谷口博之の2得点で逆転し、2-1で勝った。

<川崎F>
高畠勉監督
「前節のガンバ戦の反省から、ウチらしい試合をしようということで始めたが、ああいう形で失点してしまって苦しい前半だった。後半、エスパルスさんのサイドを突いて崩していこうとした。非常に苦しいゲームだったが逆転勝利を収めることができた。前半の戦いには悔いが残るけれど、後半の戦い方は評価できる」
―2ゴールを決めた谷口選手については?
「この試合はダブルボランチで下がったポジションからスタートした。しっかりとした守備から攻撃に入っていくという彼本来の良さが出たんじゃないかと思う。彼の良さを浦和戦でもやってもらって、しっかりと北京(五輪)の方につなげてもらいたい」
―谷口選手が五輪でいなくなるのは痛いのでは?
「残っているメンバーとやるだけ。(その選手たちが)また違った化学反応を起こすことを期待している」

<清水>
長谷川健太監督
「勝ちきれないゲームが続いている。今日も先制した以上最低でも引き分け以上の試合しなければならなかった。まだチームとして今シーズン出来上がっていない感がある。(W杯予選)中断後、内容的にはよくなっているが。途中から一人抜け、二人抜けとメンバーが代わって、そのあと少しチームとしてのパワーを失ってしまったと感じた。
 岡崎、兵働とアクシデントで代えざるを得なかったことが、最終的に両サイドバックの疲労につながってしまったと思う。(右サイドを破られ2失点したが)市川は久しぶりだったし、責めることはできない。(これからは)サポーター、クラブの期待に応えられるように精一杯やっていきたい」
―後半の戦い方について?
「負けていたフロンターレは攻めに出てくるわけだから、そこをうまくカウンターでもう1点取れれば問題なかった。チームとして形を作れる力はある。だからもっとチームとして狙っていきたかった」
―次節が終わると五輪代表メンバーが外れるが?
「「(負傷から)市川、矢島が戻ってきた。(五輪代表から落選して)悔しいだろうけど青山も残った。矢島も(今季初得)点を取ったので自信になるはず。このメンツで戦っていけると思う」

(取材・文 吉田太郎)

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