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大宮vsG大阪 監督会見要旨

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[8.16 J1第21節 大宮2-0G大阪 NACK]

 大宮アルディージャはガンバ大阪と対戦し、前半で2点のリードを奪うと、後半23分にFWデニス・マルケスが退場したが、粘り強い守備でG大阪を完封。2-0で逃げ切り、2連勝を飾った。
以下、試合後の監督会見要旨

< 大宮 >
樋口靖洋監督
「ホームで4カ月ぶりに勝つことができて本当にうれしい。ゲームプラン、イメージとしては、ガンバのコンビネーションによる崩しをいかに寸断して、いいボールの奪い方ができるかだった。中盤のラインで多くのボールを奪うことができた。ユニットを作って相手を追い込んで、自分たちが取りたいところで取る。キャンプからやってきたことができたのが勝因だと思う。ただ、ショートカウンターの回数、精度を上げるのは課題。ひとり少ない中、選手たちがやることを明確にして勝てたのは今後につながると思う」

―8月になって2連勝だが?
「いい流れになってきた。札幌、G大阪とまったくタイプの違う相手に対し、自分たちに変化を加えながらベースは変えずに2連勝でき、手応えを感じている。ただ、7月に落とした星は取り返せていない。4連敗しているので、気を緩めずにやっていきたい」

―7月との変化は?
「ゲームの入り方がいい、悪いではなく、4連敗中は相手のファーストチャンスで決められ、ビハインドの状況で試合を展開しなくてはならなかった。選手が集中力を最初から発揮して、ゲームをつくれているのが要因だと思う」

―G大阪の攻撃の印象は?
「恐い選手はいっぱいいる。ただ、ブロックを作って相手に中を突かれなければいいと思っていた。バレーがいたら、そこを飛ばして1本のパスでやられることもあった。そういう意味では脅威は減ったのかなと思う」

< G大阪 >
西野朗監督
「システムを動かしたり、いろんなことにトライしながらゴールを目指しているが、今日のゲームでも取りきれない。チャンスらしいチャンスも単発的にあるぐらいで、たたみ掛けるような攻撃がなく、点を取りきれない状況が続いている。システムなのか、個人なのか。いろいろアプローチしながら整備し直さないといけない」

―ロニー選手はコンディションが悪いのか、足にボールがつかないプレーもあったが?
「ボールが足につかないというか、ゲームの入りも難しい状況だったと思う。技術的に低いわけじゃないし、ゲーム勘が遠いのも、チームと連係を取りきれていないのもあると思う。押し込める状況は想定していたので、フィニッシュのスキルは高いからそこを期待したが、局面局面で不足している面はたくさんあるなと感じた」

―立ち上がりの失点は集中力の問題か?
「クロスボールに対する対応とか、サイドでのディフェンスの強さがないように感じる。今日は中盤をフラットにして、高い位置でボールを奪って相手ゴールに直結するようにプレッシングからという狙いだったが、そこで裏を取られた。ゴールへの意欲は高い入りはしていたが、そこの裏を取られた。マリノス戦と同じやられ方をするのは、修正できていないということだと思う」

―遠藤のプレーについては?
「2試合やってだいぶ戻ってるかなと思ったが。1週間の準備でも、もう大丈夫ということで、もっと高いパフォーマンスを期待していたが…。良くなかったと思う。運動量も少ないし、技術的、判断のミスもあった」

(取材・文 西山紘平)

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