[8・16 J1第21節　F東京 0-1 浦和 味スタ]

　8位のFC東京と2位の浦和レッズとの一戦はMF相馬崇人の決勝ゴールで浦和が1-0で勝利。4試合ぶりの白星を飾った。以下、試合後選手コメント


●MFエメルソン
「前半いい形で行けたと思うが、後半初めに失点してしまった。先に点取られると難しいことは分かっていた。追いつけなくて残念。浦和には前回も0-2で負けてしまった。ミスしたときに点取られていることが問題。また、チャンスは作ったが、1点も取れていない。練習していかないといけないと思う」

●MF梶山陽平
「コンディションは問題なかった。守備をしっかりして攻撃を作るということを指示されていた。チャンスはあったので、入れられるようにしなければならない」
―五輪から戻ってきたが今後への意気込みは?
「1試合1試合全力でやって少しでも上にいけるようにしたい。次はヴェルディだし絶対に勝たなくてはならないと思う」

●DF長友佑都
「前半から自分たちのサッカーができていたと思ったけど、自分のところでマークの受け渡しがうまくいかず失点した。残念です」
―コンディションや連係面は?
「大丈夫です。オフサイドトラップをかけた時にズレたかなと思うが大丈夫でした」
―チームは後半戦苦しい戦いが続いているが?
「かなり苦しい状況ですけど、こういうところを踏ん張らないと。自分を見つめ直して頑張らないといけない」
―今日の課題は?
「今日はサイドを上手く使えなかった。もっとサイドチェンジしながら攻めたかったが、うまくいかなかった。(F東京は)中にカボレや(平山)相太クンがいる。いいボールが入れば点を取ってくれる。自分がいいボール上げたい」
―浦和の印象は?
「田中達也さんらカウンターの質が高かった。上位にいるだけはあると思った」
―オリンピックを終えたが?
「オリンピックは今までないくらい悔しい思いをした。この気持ちを持ち続けることが大事」
―今後へ向けては?
「今日もたくさんのサポーターが来てくれたのに、勝利をプレゼントすることができなかった。もっと戦うことが大事だと思う。そしてサポーターに勝利をプレゼントしたい」

<浦和>
●FW高原直泰
「多少押し込まれたが、オレにはチャンスがあった。そこで決められればチームは楽になる。(ただ今日に関しては)チームとして結果が出たので次につながると思う」

●MF鈴木啓太
「(前半から押し込まれたが)自分たちの時間になるまで耐えることが大事だった。自分たちで強引に流れをもって来ようという試合もあったけど、今日は自分たちの時間が来るまで耐えようということだった」
―決勝点をアシストするなど攻撃面が目立っているが?
「自分は守備プラスアルファを出さないといけないと思っている。攻撃に傾いているわけではないが、今はボランチのところでボールをおさめることが良くできてきていると思う」

●DF田中マルクス闘莉王
「この間の柏戦で引き分けて嫌な気持ちがあった。(勝てたことは)自分たちにとってよかった」
―後半押し込まれたが?
「前半チャンスで入っていれば(違った)。点取ってからは相手が出てくるので下がらざるをえない。でもピンチもなく、レッズらしい戦い方が出来たと思う。自分が後ろ(DF)に戻ってみんなと連係取れてくるともっと良くなると思う」
―久々の完封勝利だったが?
「自分が得点取るより、今日の無失点のほうがうれしい。これからです」

●MF相馬崇人
「前半は回されている展開で自分も後ろでプレーすることが多かった。(得点シーンは)練習でも何本もこういう形でやっていた。浦和はしっかり守って勝てるチーム。これまではなかなか勝ち点3が取れなかった。(今日の勝利は)大きな意味がある」

(取材・文　吉田太郎)