4年に一度開催される欧州最高峰のフットボールトーナメント『EURO』。2012年大会は、スペインの2連覇で幕を閉じました。決勝でW杯優勝4回を誇る強国・イタリアを4-0というスコアで圧倒し、その実力を世界に見せつけたスペインの強さはどこにあるのか。その秘密を解き明かしてくれる一冊が『勝負のスイッチ 【ユーロ2012決勝 スペイン代表×イタリア代表編】～無敵艦隊、圧巻の90分を解き明かす～』だ。

　サッカー専門新聞「エル・ゴラッソ」や多くのサッカー専門誌で執筆する河治良幸氏が欧州王者を決めるEURO2012決勝の試合展開を追いながら、それぞれのチームがゴールチャンスを生むために行った選択を徹底検証。試合を動かした14の分岐(スイッチ)からなぜスペイン代表が4点も奪えて、イタリア代表が4点も取られたのかを解説する。

　勝負のポイントとなった14の場面を3択のクイズ形式で取り上げるなど、読者がより楽しくサッカーを読み解くための視点・ヒントについても記されている本作。勝負を左右しうる局面において、欧州トッププレーヤーたちがどんな判断基準で、どういうプレーを選択したのかを知ることは現代サッカーの仕組みを理解し、勝負を楽しく観戦するための助けにもなるはず。サッカー観戦術アップにもつながる作品だ。

【著者略歴】
●河治良幸(かわじ・よしゆき)
青山学院大学大学院、修士課程終了。博士課程単位満了。2000年より、サッカージャーナリストとしての活動をスタートする。プレー分析を専門とし、創刊に携わったサッカー専門新聞「エル・ゴラッソ」で日本代表の記事を担当する傍ら、各国リーグや欧州チャンピオンズリーグ、ワールドカップ、コパ・アメリカ、ユーロなど、世界のサッカー大会を幅広く取材し、多数の専門誌に寄稿。人気アーケードゲーム『WCCF』シリーズでは、2001年稼働の初回版から今日にいたるまで、選手プロフィールの提供と開発協力を行なっている。

<販売概要>
■書名:勝負のスイッチ 【ユーロ2012決勝 スペイン代表×イタリア代表編】～無敵艦隊、圧巻の90分を解き明かす～
■著者:河治良幸
■出版社:白夜書房
■定価:900円(税別)
■ページ数:191ページ
■発売日:2012年08月16日
■発売場所:amazon