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磐田が宮崎のJ1初弾など3発快勝で3位浮上、F東京は今季2度目の連敗

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[6.30 J1第16節 磐田3-1F東京 ヤマハ]

 6位ジュビロ磐田は5位FC東京と対戦し、DF宮崎智彦のJ1初ゴールなどで3-1で勝利した。公式戦3連敗中だったものの、4戦ぶりの白星を手に入れると、一気に3位へ浮上を果たした。対するF東京は途中出場のMF河野広貴が移籍後初ゴールを決めたものの、今季2度目の連敗で8位に順位を落とした。

 開始6分、早くも試合は動く。DF駒野友一からのパスを受けたMF山本康裕の右クロスからMF山本脩斗がヘディングシュートを叩き込んだ。山本康のピンポイントクロスからの鮮やかな一撃で磐田が先制に成功した。MF山田大記やMF松浦拓弥ら攻撃の選手を欠く磐田だったが、影響を感じさせないプレーで相手を押し込む。その後もMF山崎亮平らが果敢にミドルシュートを放っていった。

 対するF東京は細かいパスワークで崩しにかかるも、あと一歩のところでボールを失い、シュートまで持ち込めない。MF米本拓司がPA手前右からシュートを狙ったがわずかにポスト左へ外れた。前半のうちに追いつくことはできず。磐田リードの1-0で前半を折り返した。

 後半に入り、チャンスを迎えたのはF東京だった。MF谷澤達也の右クロスに飛び込んだFWルーカスがファーサイドからヘディングシュート。決定的な場面だったが枠を外れる。後半10分には右サイドから谷澤のFK、最後はDF森重真人が頭で合わせるもクロスバー上へ外れていった。

 すると後半25分に押し込まれていた磐田が追加点。後方からのパスに抜け出した宮崎が左サイドをドリブルで駆け上がる。ゴールライン際、角度のない位置から左足で放たれたボールは、そのままゴールネットを揺らした。宮崎のJ1初ゴールが決まり、2-0と差を広げる。

 後半39分にはダメ押しの3点目。駒野の右クロスに飛び込んだDFチョ・ビョングクが頭で叩き込んだ。3-0で迎えた後半44分には河野に1点をかえされたが、リードは守ったまま3-1で試合は終了。磐田が公式戦4戦ぶりの勝利を手に入れた。
 
 試合後、J1初ゴールを決めた宮崎は「貴重なゴールになったと思う」と笑顔。「公式戦3連敗をしていたので申し訳ない気持ちでいっぱいだった。それがゴールにつながったと思う」と勝利に胸を張った。

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