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ドゥトラ、興梠、柴崎!!連覇めざす鹿島がC大阪に3発快勝で4強入り

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[8.8 ナビスコ杯準々決勝第2戦 C大阪0-3鹿島 長居]

 ナビスコ杯の準々決勝第2戦が8日に各地で行われ、4強が出揃った。第1戦を2-1で勝利しているため、引き分け以上で準決勝進出が決定する鹿島アントラーズは敵地でセレッソ大阪と対戦。前半28分にMFドゥトラのゴールで先制すると、後半18分にはFW興梠慎三がPKを沈め、最後はMF柴崎岳がダメ押しの3点目。3-0で快勝を果たした。準決勝の第1戦は9月5日に行われ、連覇をめざす鹿島はホームで柏と戦う。

 鹿島は直近のリーグ戦・鳥栖戦から先発を一人変更。同試合で故障したDF中田浩二に代わって、DF青木剛が先発し、DF岩政大樹とCBを組んだ。
 対するC大阪はロンドン五輪を戦うU-23日本代表のFW杉本健勇、MF扇原貴宏、MF山口螢が不在。ローマから加入したMFシンプリシオがMF黒木聖仁とダブルボランチを組み、先発したほか、左サイドではMF吉野峻光がプロ初先発を果たした。

 序盤から互いに積極的にシュートを狙う。前半15分には鹿島がチャンスメイク。DF新井場徹が左サイドからクロスを入れる。FW興梠慎三がボールキープし、シュートまで持ち込むが枠を外れた。同26分にはC大阪がこの日一番の決定機を迎える。右サイドから攻め上がったDF酒本憲幸がクロス。ゴール正面のシンプリシオが頭で合わせるもポスト左を叩いた。惜しくもゴールにはつながらない。

 するとピンチから一転、直後の前半28分に鹿島が先制に成功した。ハーフウェーライン付近でボールを受けたMFドゥトラがドリブルで駆け上がる。C大阪のDFラインは止めることなく、ずるずると後退。PA手前まで自由に持ち込んだドゥトラが低い弾道の左足シュートを決めた。鹿島が1-0と先制した。

 追いつきたいC大阪は必死に攻める。左サイドのDF丸橋祐介、黒木とつなぎ、最後はPA右のFW柿谷曜一朗がシュートを打つも枠を外れる。前半終了間際には酒本のパスを受けたMF村田和哉が右クロス。柿谷がヘディングシュートを放つもGK曽ヶ端準に止められた。前半を折り返す。

 後半開始からC大阪は村田に代えて、FW永井龍を投入。1点を追う。ドリブルで持ち込んだ大卒ルーキーの吉野が左足でシュートを狙うも得点にはつながらない。すると後半18分、鹿島がカウンターから追加点を奪ってみせた。自陣内中央でボールを奪ったドゥトラが右サイドへ展開。抜け出した興梠がグラウンダーのクロスを入れると、FW大迫勇也がPA内左へ走り込んだ。トラップミスでボールがこぼれるも、ここで大迫がGKキム・ジンヒョンに倒される。PKを獲得した。キッカーを務めた興梠が冷静にゴール右へシュートを決め、鹿島が2-0と差を広げた。 

 さらに後半25分にはダメ押しの3点目。DF西大伍の左サイドスローインから興梠がPA左でボールキープ。中央へ折り返すと、走り込んできた柴崎がワントラップから右足シュート。GKを前にしながらも冷静にグラウンダーのシュートを流し込んだ。3-0と試合を決定づけた。終盤には途中出場のFW播戸竜二らに決定機をつくられるも、GK曽ヶ端が好セーブ。3-0で逃げ切り、勝利を飾った。


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