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鹿島がドゥトラ2発でJ1残留決める、名古屋は来季ACL出場ピンチ

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[11.24 J1第33節 名古屋1-2鹿島 豊田ス]

 J1残留争いに巻き込まれているナビスコ王者の鹿島アントラーズが敵地で名古屋グランパスに2-1で勝利した。開始7分にFWドゥトラの得点で先制した鹿島は、追いつかれて迎えた前半35分にもドゥトラがこの日2点目を奪った。勝ち点を43に伸ばした鹿島。降格圏の16位G大阪が引き分けたため、鹿島のJ1残留が決まった。

 ミスを見逃さなかった。前半7分、名古屋DFダニエルのトラップミスを見逃さなかったドゥトラがボールをかっさらうと、GKと1対1に。ドゥトラは落ち着いてGK楢崎正剛の股間を抜き、ゴールネットを揺らした。さらに同点とされて迎えた同35分、またしてもダニエルの縦パスをMF本田拓也が奪うと、前線の大迫に素早くパス。大迫は粘りながらシュートを放つと、楢崎の弾いたボールに再びドゥトラが詰めて、勝ち越しに成功した。

 前半29分にセットプレーからDF増川隆洋が今季初ゴールを決めて、一度は同点に追いついた名古屋。1点ビハインドで折り返した後半開始からはMF小川佳純に代えてFW永井謙佑、MF藤本淳吾に代えてFW金崎夢生を投入。前半アクシデントで1枚使っていたため、早くも3枚すべてを使いきり勝負に出たが、最後までビハインドを返すことは出来なかった。

 この結果、来季のACL出場を目指す名古屋だが、勝ち点を伸ばせず、順位を落とした。最終節は同一勝ち点で並ぶ浦和との直接対決となっているが、同じく3位を争う鳥栖に勝ち点で1上回られたため、リーグ戦での自力出場権獲得の可能性はなくなった。

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