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[MOM245]明治大FW和泉竜司(2年)_指揮官賞賛!注目FWが高校&大学日本一へ王手!

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.15 総理大臣杯準決勝 明治大4-0鹿屋体育大 長居]

 創部以来初の決勝進出を決めた明治大。ここまで無失点に抑えている安定した守備に加え、3戦で12得点とゴールを量産している。その攻撃陣の中心にいるのがFW和泉竜司(2年=市立船橋高)だ。

 今大会はここまで2ゴール2アシスト。初戦で2ゴール1アシストの活躍を見せ、この日の準決勝でも3点目をアシストした。毎試合、貪欲にゴールを狙う姿勢を見せ、決定機にも絡んでいる。和泉自身は「今大会は2点しか取れていない」と得点数に物足りない表情を浮かべるが、前線で果たしている役割は大きい。

 和泉の持ち味は「やっぱり間で受けて、ボールを収めて、そこからワンツーだったりドリブルだったり、シュートに繋げるところ」。個人での力に加え「自分でいける部分もあるけど、周りを使いながら自分もいける部分が良くなってきている」と話すように、周囲との連携も良い形で出来ている。神川監督は「この大会の和泉の調子の良さはびっくりするくらい。彼の実力が出てきたな、という感じ」と称賛。「ずっと調子は良いけど、今大会の出来は普段のリーグ戦以上」と目をみはる。

 市立船橋高(千葉)2年時には全国高校総体で得点王を獲得して日本一。3年時には、国立決勝で2ゴールを決めるなど、キャプテンかつエースとして、全国高校選手権で優勝を経験した。大学生になって迎えた全国という大舞台でも落ち着いたプレーを見せており、「全国では結構良いプレーができる。リーグ戦でも出来てはいるけど、全国大会はやっぱり気持ちの面で違う。そういう意味では大舞台の方が良いのかな」と気負いはない。ただ、決勝に向け「優勝と準優勝じゃ全然違うので。勝たないとここまで勝ってきた意味がなくなる」と優勝への強いこだわりを見せた。

「やっぱり結果が大事」と話す和泉は「決勝では2ゴール1アシストくらい行きたい」と意気込む。高校に続き、今度は大学の頂点へ。自らのゴールでチームを優勝へ導く。

(取材・文 北野裕子)
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