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[早スポ]早稲田大、慶應義塾大戦後のコメント

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[早稲田スポーツ ゲキサカ版]
JR東日本カップ2013 第87回関東大学リーグ戦 10月27日 東京・味の素フィールド西が丘

早稲田大2-1慶應大

●MF中田航平主将(4年=横浜FMユース)
―きょうはリーグ戦3試合ぶりの勝利でした。振り返って
「慶大相手というのもありますし、優勝の可能性がある以上勝ちだけが大切だったので、勝てたことは良かったですけど、まだチャンスがあれだけありながら3点、4点目を取れなくて、もっと相手の守備が良くなるとチャンスを決めていかないと勝てないと思うので、チャンス全てを決めるぐらいでやっていきたいです」

―風下でスタートした前半は序盤こそ慶大にボールを持たれましたが、点を奪ってからはワセダペースとなりました。いかがでしたか
「最初粘って後半に勢いに乗れるようにと思ったので意図的に風下も取って、その中でセットプレーで点を奪えたというのはラッキーというか本当に良かったなと思いますね。慶大のプレッシャー自体はあまり強く無かったので、1回押し込んでしまえばボールを回すことが出来ましたから、自分たちは足下だけじゃなくまず裏を取って、そこから回したりというのを意識して、トレーニングでやっていたことが出せて良かったです」

―風下を前半選んだというのは後半走り負けない自分たちの強みを生かそうということでしょうか
「そうですね。慶大は前節でも後半にエネルギーを出して得点していたりしたので、前半風上でリードしても後半勢いに乗られたらやっかいだなと思って、チームで前半は風下を取ろうと共有しました」

―後半は慶大がより攻撃的にくる中でワセダも多くのチャンスを作りましたが、いかがでしたか
「相手がでかいFWを入れてきて、それでもラインを下げずに戦おうと話していて、相手も得点を奪いに前に前に来ていたので、奪ってから何度も良い形が作れました。カウンターからゴールに迫れたシーンがありましたが、やっぱりゴールに結びつかなかったというのが課題です。チームとしては上手くはまりましたが、決めきるのがサッカーなので、まだまだです」

―セットプレーでの失点が減りませんが、いかがですか
「すごいでかい選手も多くいたので、気を付けなきゃいけないなと思っていたし、相手が押せ押せな部分もあってそこを守らないとちょっときついなとありました。でも失点した後にいつもなら崩れて直後に2失点目を喫してたと思いますけど、一瞬でも皆で集まって落ち着いてもう1回前にいこうというのを共有出来たので、失点してからは修正出来たと思います」

―きょうはボランチのコンビとして、出場停止だったMF池西希選手(4年=浦和レッズユース)に代わってMF小松聖音選手(4年=札幌光星高)が「スタメンとなりましたが、何か意識したことはありますか
小松はすごく運動量が多くて前に前に走ってくれるので、自分がバランスを取って小松が前に行ってもらってというのを意識しました。小松が本当にすごくハードワークしてくれたので、自分としては上手くバランスを取れて助かったなと思います」

―これで今季早慶戦は3戦全勝となりましたが、いかがですか
「慶大には全勝しようという目標を掲げてやっていたので、勝てたのは本当に良かったですし、自分が出た公式戦は全て勝てたので良かったです」

―専大が負けて勝ち点差が詰まった中で迎える次の試合は明大戦です。それに向けて
「自分たちは全勝しなければ優勝は0だと思うので、専大がまた次も転んでくれることを願って、自分たちは自分たちのプレーに集中するだけですから、勝利だけ信じて明大戦に臨みたいと思います」

●DF三竿雄斗副将(4年=東京Vユース)
―見事、早慶戦6連勝を達成しました
「自分が1、2年生のときは一回も勝てていませんでした。そこからこうして6連勝できたことを誇らしく思います。きょうは両方とも泥臭いゴールでしたけど、自分たちらしく勝てて良かったです」

―前半は強風の影響下でやや押し込まれる展開になりました。だからこそ、セットプレーで先制点を挙げられたのは大きかったように感じますが
「前半はあえて風下を選びました。そこで耐えて後半に勝負をかけよう航平(MF中田主将、4年=横浜FMユース)と話し合って。それで前半風下でしたけど、自分たちのやることは変わらなかったですし、押し込まれる時間が長い中で逆にセットプレーという一つのチャンスをモノにできました。それで自分たちに流れが傾きましたし、あのような形で前半を終えられたからこそ、きょうの結果があると思います」

―後半もフリーキックが直接決まり、追加点を挙げました。早大がセットプレーで連続して得点を取るというシーンは珍しいですよね
「あのようにファーサイドに流れて直接入る形は紅白戦から何度かあって、日頃からセットプレーの重みを感じて練習していこうと皆で話をしていました。セットプレーで決めれば流れを引き寄せられますし、得点のチャンスの一つと捉えて決めにいこうという意識付けをしていました。その結果が得点に繋がって良かったと思います」

―前節と同様に2-0というスコアで試合は進んでいきました。どのようなことを考えてプレーしていましたか
「前回2-0から追いつかれてもったいない試合をしてしまったという思いがあって。2ー0というスコアは怖いので、自分たちで気を引き締め直してやっていこうと声をピッチ上でかけあったりはしていました。一つのセットプレーで失点してしまいましたが、その後も気持ちを切らさなかったのは良かったと思います。また自分たちのペースに持っていこうと前線からプレスをかけられたり、コーチングを絶やすことがなかったのは前節から成長した点だと感じています」

―前節は守備ではボールの取りどころを共有すること、攻撃では状況判断の部分で課題を感じていると話をされていましたが
「前半はMF端山(豪)やFW武藤(嘉紀)にキックフェイントでかわされてシュートを打たれたりしたシーンはありましたけど、順大が細かくパスを繋いできたのに対して逆に慶大は試合を通じてロングボール一本だったり、簡単に裏に蹴ってくるチームでした。そういうシンプルな攻撃をしてくる相手には慣れている面もあるし、守りやすかったので、ボールの取りどころが曖昧になることは少なかったと思います。ただ攻撃面ではもう一つ良い判断ができれば、3点、4点と簡単に取れた相手だと感じています。もっとゴール前での冷静さも必要ですし、相手が来ている中での視野の確保の仕方なども含めて、攻撃の精度を上げていかなければならないと前節と同様に感じています」

―ご自身にとって最後の早慶戦でした。いままで戦ってきた早慶戦の中で、印象深い出来事はありましたか
「やっぱり昨季の早慶定期戦ですかね。自分のクロスから先制点が決まって、勝利できたので。その前のリーグ戦でも自分のアシストから拓(MF石川、4年=日本大学高)のヘディングでゴールが生まれましたけど、国立の舞台で勝利に貢献できたのは良い思い出です。さらに自信がつけられましたし、自分のレベルアップにも繋がったので、一番印象深いかなと思っています」

―今節専大が敗れたことで、勝ち点差を7に詰めることができました。残り4試合は全てが大一番のようなものになってくると思いますが、どのようにご自身のパフォーマンスを高めていこうと思っていますか
「きょうは正直コンディションはあまり良くなくて、本当にすぐ乳酸は溜まって普段のプレーはできないと感じていました。その中で自分のできることといえば、声をかけることだったり、守備を頑張ることだと思って。ただ守備でも少し脆さが出てしまって、気持ちばかりが先行して待たないといけないのに飛び込んでかわされる場面もありました。気持ち込めて戦うなかで冷静さを持って状況判断をしないといけないし、もっとレベルの高い相手だったら自分のところからやられていたと思います。攻撃で得点に関わるのはもちろん大事ですけど、特に守備でもっとレベルアップしていかないといけないと感じています。残り4試合は攻守ともにプレーの質を上げていけるようにしていきます」

―次節は明大戦です。勝利のみが求められる試合が続いていくと思いますが、意気込みをお願いします
「専修大が勝つとか負けるとか自分たちでは決められないし、そこは気にすることなく自分たちのやるべきことをしっかりやることに集中していきます。明大は強いチームなので、もう1週間でしっかりと積み上げていって、また一丸になって勝てるようにトレーニングしていきたいと思います」

●GK阿部雄太(4年=渋谷幕張高)
―3試合ぶりの勝利となりました。試合を終えてのお気持ちは
「前半は風下で難しい展開だったのですが、粘り強く無失点で乗り切ることができました。そこが勝因だったと感じています。慶大も粘り強く攻めてきて最後の5分、10分は苦しかったんですけど、なんとか負けたくないという気持ちで勝てた試合だと思います」

―勝ち切れない試合が続く中、大きな意味を持つ勝利となったでしょうか
「おととしは慶大に2点リードを追い付かれて2-2にされてしまうという試合がありました。きょうは全員で意識を共有して守り切れたことが大きいと思います」

―押し込まれる時間帯がありながらも1失点に抑えました。きょうのディフェンスの出来を振り返ってみていかがですか
「風下の前半に押し込まれる時間が長かったんですけど、そこでシュートを打たせなかったことは評価できるポイントだと思います。後半は押し込んでいる中コーナーキック1本で失点してしまったので、セットプレーの守備をもう一度考えていきたいかなと思います」

―風下の前半に苦しんだ点は
「クリアボールが相手の背後まで入らないため、ディフェンスラインを押し上げられない状況が続いてしまい押し込まれました。そこが難しかったですね。フィードももう少し低いボールで通したかったですけど、なかなか飛ばなかったですね」

―スタメンのチャンスが巡ってきた中で勝ち切れない試合が続いていました。やはりもどかしい気持ちがあったでしょうか
「そうですね。最初のスタメンとなった筑波大戦では前半1-0で勝っていながら後半に3点取られて逆転負けして、チームをうまく動かせなかったなという反省がありました。続く順大戦も前半の2点リードを追い付かれました。1試合のなかで苦しい時間帯は絶対あるので、そこをいかに自分が止められるか、最後にキーパーでゴールを守れるようにやらなきゃいけないなと感じていました。そこをなんとか1失点で守って勝てたので良かったと思います」

―後半途中から投入されたDF田中進之介選手(3年=神奈川・希望ヶ丘)は、相手の高さに対する対策だったのでしょうか
「後半から相手は長身FWを入れてきたのですが、途中から入ってきたしんの(年=田中)が頑張って弾き返してくれたので、そう簡単にやられるとは思っていませんでした。相手もうちのセンターバックが小さいと分かっていたので、(長身の)9番の平戸奨眞選手(慶大)を入れてきたのだと思います。そこに対応させる形でしんのが入ったと思うのですが、ほとんど競り勝てていたのでその点も勝因の一つだと感じています」

―4年生にとっては最後の慶大戦となりましたが、ピッチに立って感じたことはありますか
「今季は(主務として)6月の早慶サッカー定期戦へ向けて、様々な運営準備をしてきました。慶大はライバルだけど一番好きなチームです。だからこそ負けたくないというか、リスペクトしつつもライバルという両方の面がありました。きょうは誰かのためにと言うか、観に来てくれる人にワセダとしてのプライドを示すために頑張りました」

―残り試合全勝を目指す中で迎える、次節明大戦へ向けて
「失点している試合が続いているので、無失点で勝ち切ってみせる、ゼロで守ってみせるという意気込みで臨みたいです」

●MF小松聖音(4年=札幌光星高)
―きょうの試合を振り返っての感想をお願いします
「前半は風下だったので、難しい状況の中でもしっかりと守って後半に勝負を決めようという話を試合前などにしていました。守るところはしっかりと守れて、運良くCKから先制点を奪えたことも良かったんですけど、それでも相手のクロスへの対応だったり、逆サイドにいるフリーの選手への対応が前半は難しいところがあったので、そこを後半に向けて改善したところが良かったです」

―久しぶりのスタメン出場になりましたが、出場に関してどういったところを意識したのでしょうか
「自分の持ち味である運動量という部分で、セカンドボールを拾うということを意識しました。リーグ戦で慶大とやった時に相手のボランチの選手がセカンドボールに早く反応していて、そこで自分と航平(MF中田、4年=横浜FMユース)が拾い負けたら必ず押し込まれると思ったので、2人とも運動量は豊富なのでそこでセカンドボールを全部奪い取ろうということを意識しました」

―後期では右サイドハーフでの出場も何試合かありましたが、そこで何か変わったことはありましたか
「サイドでプレーしているとオフの時間がすごく長いので、首を振って周りを見て自分の立ち位置が本当に合っているのかを考えたりだとか、そういった習慣が増えたな、というのはすごく感じています。ボランチでは視野が360度に広がるのでそこでも首を振ることを前期から意識していたんですけど、後期に入って右サイドでプレーすることもあった中でそういったところを意識することも増えたので、そこは良かったなと思っています」

―前線に飛び出していくプレーがきょうの試合では印象的でした
「自分が後ろにいて航平が前でプレーするよりも自分が前線を追い越すプレーをして、そこで航平がバランスを取ってくれた方がチーム的にもバランスが良くなると思ったので、航平と一週間話し合いながらそういう風にプレーしようと決めていました。狙い通りというか、練習通りのプレーができたと思います」

―勝ちはしましたが後半最後に失点してしまいました。後期に入って失点が増加していますが、どのように見ていますか
「残り5分くらいのところで失点してしまったと思うんですけど、そこで失点してしまったというのはチームとしての甘さだったと思います。ニアサイドへの速いボールに対して相手にフリーで走り込まれていて、セットプレーであろうと流れのプレーであろうと、クロスボールへの対応というところは前期からの課題だと思うので、サイドに展開された後での中での対応というところをしっかりと修正していかないといけないと思います」

―次節以降に向けての意気込みをお願いします
「監督(古賀聡、平4卒=早稲田実業高)は「1つのポジションを3人で争う」ということを普段からよく言っていて、ボランチで出場しているのがきょうは自分と航平でしたし、それまでは航平と希(MF池西、4年=浦和レッズユース)で、1つのポジションで3人の選手誰が出ていてもチームが機能するようなレベルの高い組織でないといけないと思います。お互いに切磋琢磨しながら、誰が出ても変わらないサッカーが出来るくらいまで3人で上げていかないといけないと思うので、切磋琢磨しながら、来週へのポジション争いという部分でも今週一週間やしっかりやっていきたいと思っています」

●FW榎本大希(4年=横浜FMユース)
―最後の早慶戦でしたが、試合を振り返って
「立ち上がりとかではすごく慶大が前に来て押し込まれる時間が長く苦しかったですけど、その後に良いカウンターからチャンスを作ってその間に点が奪えたのが大きかったのではないかと思います」

―4年生ということでこの試合に対する思い入れなどはありましたか
「ここ最近はリーグ戦も定期戦も早慶戦では勝っていましたが、1、2年のときから考えたらまだ借りを返しきってなかったというか。最後絶対勝って終わりたかったので勝ててよかったです」

―4年間を振り返って早慶戦の思い出は
「僕が初めて早慶戦に出たのは2年のときの定期戦で1?0で前半勝ってかつ相手が10人のときに逆転負けした試合でデビューして苦い思い出があるのが早慶戦です。その後4年目の早慶戦では2ゴールを決めてMVPも取れたので、よく天国と地獄と表現するひとがいますけどまさにどっちも味わえたのが早慶戦だったと思います」

―では4年間の早慶戦を振り返るとワセダで良かったと思いますか
「そうですね、はい(笑)」

―きょうの試合の話に戻りますが、決定機を外されていたように感じましたが
「前半でも結構決定機はありましたし後半にもとれそうな感じのもあったのでもっと早くに決めておけば楽にさせてあげられたんじゃないかと思うので次は決めたいです」

―得点王も狙っていらっしゃいますか
「はい、いま9(点)で1位が12(点)なのであと3点差で4試合なので十分狙える距離だと思うので自分が得点王をとるつもりで頑張ります」

―きょうは首位の専大は負けていますが、優勝にむけてチームの雰囲気は
「前回引き分けてしまったのが相当痛かったんですけど、そういうダメージがあった後でもトレーニングから意識を高くやれていますしきょう勝って専大が負けたというのはより一層良い意識でできるんじゃないかと思います」

―きょうで女子部は優勝を決めていましたが、刺激などは受けますか
「昔から女子部は強かったので1年生のころから刺激されまくりです。4年間女子部が横でやっているのを見ていて僕たちもやらなきゃいけないなと」

―次節の明大戦にむけて
「残りの試合に全部勝てば優勝できると信じているので次の試合ではまず明治を倒すことに全力を注ぎたいと思います」

●DF田中進之介(3年=湘南ユース)
―きょうの試合を振り返って
「早い段階で2点とって良い形で折り返せたのですが、最後の相手が勢いに乗ってきた時に0点で抑えられなかったのがちょっと残念です」

―久しぶりの公式戦でしたが、どのような意気込みで臨みましたか
「いつものトレーニングで公式戦というものチーム全体で意識していて、誰がピッチに立っても自分がやるべき事はやれるというのがチームの中の雰囲気として出ていて、それは個人としてもそれを思っていたので緊張することなく自分のやるべき事をやろうと思いました」

―平戸奨眞選手(慶大)との高さの面での勝負に思えましたが、そのことについて
「きょうの試合が始まる前から9番(平戸)が出てきたら自分の高さというのが必要になると思っていたので、日々のトレーニングから高さというのは自信を持ってやっているので、きょうの試合もそこでは絶対負けないという気でいきました」

―きょねんから早慶戦6連勝ですが、そのことについて
「慶大は早大にとって絶対に負けられない相手でその相手に6連勝出来ているのは嬉しいことだし、素晴らしいことなのですが、慶大という相手がいてリスペクトしているからこそこういう素晴らしい大会になっていると思うので、これに傲ることなく日々やっていきたいと思います」

―後半の失点を振り返って
「一瞬の隙というか守らねばならない時間だったのですが、相手も素晴らしく、ボールも中で合わせた選手も良くて、今勝ちきれていなかったのはそういう失点があったと思います。これから優勝を目指していく中で失点というのがあったらダメなので、きょうの失点があったからこそ次はなくなったと言えるように頑張りたいです」

―次の明大戦に向けて一言
「優勝を目指していく中で自分たちは追いかける側なのでプレッシャーをかけ続けるというためにも、本当に勝ちしか許されないですし、それに向けて日々努力しているので結果がついてくればいいと思います」

●MF近藤貴司(3年=三菱養和SCユース)
―チームとしては3節ぶりの勝利となりました
「チーム状況が決して良くは無かったですが、きょうはそういうこと関係無しに早慶戦ということで勝ちだけにこだわりました。勝てて良かったです」

―応援もたくさん来られていました
「応援がいるとより体も動けるというか気持ちも入るので、そういった意味で雰囲気をつくってくれてありがたかったです」

―早慶戦はことし2戦2勝、今節が3試合目となりました
「自分たちは早慶戦全勝という目標を立てて、なおかつきょうは4年生にとって最後の早慶戦だったので、4年生のためにも自分たち下級生は絶対に勝たなければいけないという思いを持っていました。試合の入りから自分たちの強みを出せたので、それが勝利につながった要因かなと思います」

―前節では後半に2失点し追いつかれての同点でした。リーグという意味でも負けられない試合だったのでしょうか
「きょうも2-0になった中で、1失点はしましたが前節の反省を生かしてその後は踏ん張って最後まで戦えば絶対に勝てると思っていました。点を取られた後に戦い方を再確認してラスト5分戦えたので、反省が活きたのかなと思います」

―ご自身のプレーとしてはチャンスをつくり出す場面が多く見られました
「結構前半から体が動くなという感じはしていたんですが、後半の途中から足もつってしまいましたし、ゴールもアシストもできなかったので、そういった意味ではまだまだ自分の実力不足だなと思います」

―FW宮本拓弥選手(2年=流通経大柏高)との連携は
「宮本のところでヘディングが勝てていたのでそこのセカンドボールということと、大希くん(FW榎本大希、4年=横浜FMユース)との距離感もかなりつかめてきた中で、なるべく近い距離で自分もチャンスをつくれたらと思っていました。多少うまくいけましたが、得点は奪えなかったのでまだまだだと思います」

―守備での貢献も見られました
「守備ができないと試合には出られないのでまずは守備から入っていくという中で、自分の持ち味である攻撃の面で得点を奪えないと自分の評価は高められないので、もっと練習して頑張ります」

―後半、慶大の武藤選手が守備に参加せず、右サイドが数的有利になった場面を振り返って
「相手が攻撃に重点を置いていて自分のスペースが空いているということは感じていました。何度か自分のところにフリーの形でボールが来て、自分でもいけるところだったんですが周りを使ったりしました。もう少し自分でも仕掛ければ良かったかなという部分はあるんですけど、何度か良い形はつくれていたので良かったかなと思います」

―2-0とリードしていた中で後半に1失点し、またも完封勝利は逃してしまいました
「失点が続いていますが、きょうは本当に勝ちだけにこだわっていて、内容どうこうよりも結果だけにこだわってやっていたので、そういう意味ではきょうの結果は良いと思います。でも失点が続いているので、次節明大戦で1点取られてしまったら相手は守備が堅いし厳しくなると思うので、またそういった部分を高めていけるように、火曜日から練習頑張ります」

―次節明大戦に向けて
「個人的には本当に点を決めなければいけないと思っているし、それがチームの勝利に直結すると思います。自分の個の部分を高めていけば必然的にチームの力も上がっていくと思っているので、そういった部分を頑張っていきたいです」

●MF近藤洋史(3年=名古屋U18)
―早慶戦全勝を収めましたが試合を終えていかがですか
「素直にうれしいですね。今季最後ということで、4年生にとっても最後の早慶戦で、何としても勝ちたいという気持ちが強くて。勝てて本当に良かったです」

―試合を振り返って
「前半はあえて風下を取って、相手に押し込まれることは想定内でした。押し込められながらもコーナーキックのセットプレーから点が取れたのがうれしかったですし、大きかったなと思います」

―後半のゴールとなったフリーキックは狙いましたか
「あれは狙い通りです。練習からゴールに直結するような、誰かが触れば入るような、触らなくても枠に行くようなボールを意識して蹴っていたので、あの場面では本当にイメージ通りに蹴ることができました」

―2試合連続ゴールと好調ぶりがうかがえます
「自分自身、調子はすごく良いなと思っています。いま練習でやってきたことが常に試合で出せている状態なので。でもここでやめたらまた出せなくなってしまうので、もっともっと練習を重ねて試合で出し切れるようにしていきたいですね」

―慶大の印象をえてください
「本当に気持ちが入ってて、ボール際だったりすごく来ていて、スカウティングでは引いてカウンターっていうイメージがあったんですけど、結構そんなに引いているイメージも無くて、前に前に来るなと思いました」

―首位・専大との勝ち点7差で2位にいますが、今後のリーグ戦について
「自分たちが勝ち続ければ、何かが起こると思いますし、上を気にすることも必要なんですが、まずは自分たちが勝ち点を落とさずに連勝し続けることを意識してやっていきたいなと思っています」

―来週の明大戦へ向けて意気込みをお願いします
「明大も本当に強い相手ですが、自分たちが優勝するためには絶対に負けられないし、勝ち点3を取らなければいけないので、またトレーニングから激しい競争して少しでも高めて次も勝てるようにしたいです」

●DF奥山政幸(2年=名古屋U18)
―試合を振り返っていかがでしたか
「そうですね。出ている選手だけでなく、スタンド全員で勝ち取った勝利。相手は慶大ということで大きな勝利だと思うのでここから波に乗りたいです」

―相手は慶大ということで特別感はありましたか
「慶大はどうしても意識してしまう相手なので。ミーティングでもこの相手にだけは負けちゃいけないという話しがありましたし。早慶戦全勝というのが部の一つの目標でもあるので、特別でした。勝つために真面目にひたむきにプレーすることに気をつけました」

―勝利ということですがプレーの満足度としてはいかがでしょうか
「この前の試合では後半運動量が落ちてしまって、ラインをさげてしまったのですが、きょうは固く守ることができていたと思いますし。前節の課題として上がっていたオンとオフの切り替えというところでは修正することができて、結果をしっかり出して自信をつけることもできたので自信になりました」

―その一方で失点もありましたが、振り返っていかがでしたか
「うちも、相手も選手が変わっていてあいまいになったマークのギャップをつかれました。マークの確認を怠ったことで起きた失点なので残念です。セットプレーで失点している様ではこれから勝ち続けるのは厳しいと思うので、修正していきたいです」

―久しぶりにサイドバックとしてのプレーもありましたがいかがでしたか
「練習でもひとつのオプションとして右サイドバックはやっていますし、きょねん1年間は右サイドバックでしたし、怖さというかやりにくさは無いです」

―次戦に向けて
「自分たちは誰になんと言われようと優勝しか目指していません。自分たちは残り全勝すれば優勝できると信じているのでこれからも一試合一試合気を引き締めていきたいです」

●DF金澤拓真(2年=横浜FMユース)
―今シーズンの早慶戦は3連勝で終えましたが、心境はいかがですか
「今年の4年生が立ち上げの時に対慶大戦の全勝を目標に掲げたこともあり、そういう意味でも今日の3戦目に選手全員強い思いを持って臨みました。得点して勝利できたので、本当に嬉しいです」

―きょうの試合を振り返って
「前半始まった時から押し込まれる時間も長かったですし、相手も降格など踏まえ自分たちに強い気持ちを持って臨んできていると感じていました。そういう状況の中でもセットプレーから得点できて、最後は失点してしまいましたが全員の力で勝ち切れたと思うので良かったです」

―金澤選手自身、CKから得点されましたがゴールを振り返っていかがですか
「押し込まれていた中でしたが、セットプレーは得点を狙っていましたし、ニアへのボールでしたがファーに流れてくるのを信じてそこまで詰めていました。それも功を奏して流れがよくなったんじゃないかと思います」

―ワセダの得点は2点ともセットプレーからでしたが、チームとしてもそれは意識されているのですか
「やはり試合の中でもセットプレーから得点できれば大きいですし、逆に失点したら苦しくなってしまうということで気をつけています。試合の前日はセットプレーの練習をしているので、その積み上げがひとつ実ったかなと感じています」

―85分の失点について、前節と同じく最後に失点してしまうケースが続いていますが
「逆に、きょうの試合は前節の訓を生かせたのではないかと感じています。多分選手の中でも前回の順天戦がよぎったと思いますし、同じ状況でも崩れずに立ち直そうという意識がありました。前節ああいった形で同点に追いつかれて、今節はその失敗を生かして2失点目を与えることなく勝ち切れたのでないかと思います」

―次節明大戦に向けて意気込みをお願いします
「明大は力のあるチームですし、もう一度自分たちの頭の中をクリアにして良い意味で切り替えて次の1勝を取れるよう、取り組んでいきたいです」

●FW宮本拓弥(2年=流通経済大柏高)
―試合を振り返って、感想をお願いします
「まずは勝ち点3を何としてでも取らなければならなかったので、勝てたことはよかったと思います」

―早慶戦でしたが、どのような意気込みで試合に臨みましたか
「自分たちは早慶戦全勝というのを掲げていたので、きょう勝てて3戦全勝できて良かったと思います」

―前半の立ち上がりは慶大のペースでした。前半を振り返っていかがですか
「慶大ペースになることは予想された中で、自分たちは耐えて守備ができていたと思うので、そこで2点良い形で取れて相手に勢いに乗らせなかったことは良かったと思います」

―慶大ペースになることが予想されたというのは
「相手の心理状況を考えると残留のこともあって、死ぬ気でかかってくるということをみんなで共有した中でやっていたので、厳しい時間帯になるというのは考えていました」

―シュートを狙うシーンが多かったと思いますが、ご自身のプレーに関してはいかがでしたか
「何回かチャンスは作れたんですけど、それが得点に結び付けられたかというとそうでなかったことの方が多いので、そこをきちんと得点に結び付けられるようにしたいと思います」

―次は明大戦です。意気込みをお願いします
「まずは明大は本当に強い相手なんですけど、自分たちには勝ちしか許されないし、きょう専大は負けたので、次も勝って専大との勝ち点差を縮められるように頑張っていきたいと思います」

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