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両エースがゴールも…長崎対北九州の「バトルオブ九州」はドロー決着

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[4.5 J2第6節 長崎1-1北九州 長崎県立]

 V・ファーレン長崎ギラヴァンツ北九州の「バトルオブ九州」は1-1の引き分けに終わった。長崎の連勝は2で止まったが、4戦負けなし(2勝2分)。北九州は今季初の連勝を逃した。

 長崎と北九州の九州ダービーは前半、激しいシュートの打ち合いとなった。長崎はエースのFW佐藤洸一が果敢にシュートを狙った。前半8分、MF神崎大輔の落としから右足ミドル。同21分にはDF古部健太の左クロスにヘディングで合わせたが、GKの正面を突いた。

 北九州も反撃に出る。前半38分、中盤でボールを奪ったMF鈴木修人がそのまま右足を振り抜くが、GK大久保択生がセーブ。同40分には右サイドのDF星原健太が中央に切れ込み、MF井上翔太とのワンツーから右足でシュートを打ったが、大きく枠を外れた。

 スコアレスで後半に折り返すかと思われた前半44分、ホームの長崎が均衡を破る。ワンタッチでパスをつなぎ、MF東浩史の落としからMF奥埜博亮が右足でシュート。GK大谷幸輝が弾いたボールを佐藤が倒れ込みながら左足で押し込んだ。ところが、北九州もすぐさま同点に追いつく。わずか1分後の前半45分、星原のスルーパスに抜け出したFW池元友樹が右足でゴールに流し込み、1-1で前半を折り返した。

 後半は北九州にシュートを1本も打たせなかった長崎が一方的に攻め立てたが、北九州の体を張ったディフェンスを前に勝ち越しゴールを奪うことはできなかった。結局、試合は両エースが前半終了間際に挙げた得点で1-1の引き分け。勝ち点1を分け合う結果となった。

 先制点が今季ホーム初ゴールになった佐藤は「ゴールは素直にうれしいけど、3連勝できなかったことは悔しい。(最近4試合)負けがないのはいいことだが、引き分けをいかに勝ちにつなげられるかが今後の課題だと思う」と、悔しさを隠せなかった。


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