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強過ぎる湘南!! 大分から大量4点を挙げ、8連勝でJ2開幕連勝記録に並ぶ

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[4.20 J2第8節 湘南4-0大分 BMWス]

 J2は20日に第8節を各地で行い、開幕7連勝で首位に立つ湘南ベルマーレはホームに大分トリニータを迎えた。前節で千葉を6-0と粉砕していた湘南は、この日もゴールラッシュを見せた。前半に2ゴール、後半に2ゴールを挙げて、昨季ともにJ1の舞台で戦っていた大分を撃破。開幕からの連勝を8に伸ばし、00年に浦和がつくった開幕からのJ2連勝記録に並んだ。次節、湘南は記録更新を賭けて、アウェーで横浜FCとの神奈川ダービーに臨む。

 湘南は前節の千葉戦から2人を変更。MF宇佐美宏和がベンチスタートとなり、MF藤田征也が先発入りした。また、FW武富孝介に代わり、FW岡田翔平が2試合ぶりに先発に名を連ねている。一方の大分は、4節ぶりの勝利となった前節の札幌戦(1-0)から2人が変更。DF高木和道が3試合ぶりにスタメン入りし、FW高松大樹に代わり、FW伊佐耕平が4試合ぶりに先発している。
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 序盤は速攻を繰り出す大分が、チャンスをつくる。開始早々の4分にMF為田大貴がこぼれ球をダイレクトで叩くが、シュートはクロスバーを越える。その3分後には右サイドを攻め上がったDF若武克弥がゴール前に低いボールを折り返す。これをMF松本怜がフリーで受けてシュートしたが、こちらもボールを枠に飛ばせずに決定機を生かせなかった。

 徐々にボールを保持する時間を延ばす湘南も15分に右サイドからの折り返しに、ニアポスト際で岡田が飛び込むが、ヘディングシュートはGK武田洋平に抑えられた。同18分にもDF遠藤航のスルーパスを受けたFWウェリントンが左足でシュートするが、これもGK武田に防がれている。

 シンプルに相手の背後にボールを放り込む回数の多かった湘南だが、前半24分に相手のプレスが弱まると、FW大槻周平が左足でPA外から強烈なミドルシュートを放つ。これが鮮やかにゴールに突き刺さり、湘南が1点をリードした。先制した湘南は36分にもウェリントンがCKから鋭いヘディングシュートを枠に飛ばすが、GK武田の正面を突いた。前半のアディショナルタイムにはCKから波状攻撃を見せた湘南。最後はゴール前にこぼれたボールを遠藤が左足で蹴り込み、湘南が2点をリードして前半を折り返した。

 後半も試合の主導権は、湘南が握る。高い位置で細かくパスをつなぎながらゴールに迫った。後半4分には岡田のシュートがクロスバーを叩く。さらに同10分には高い位置でボールを奪い返すと岡田が今季初ゴールを決めて、3-0と点差を広げた。

 大分は後半12分に松本怜をベンチに下げて、MF木村祐志をピッチに送り出した。同17分にはPA内までボールを運び、伊佐がPA内でシュートするが左に外れる。同19分にもMF伊藤大介がPA外から右足でゴールを狙ったが、シュートは左ポストに嫌われて得点はできなかった。

 湘南も20分に速攻を見せて、MF永木亮太のスルーパスを受けたMF菊池大介がGKと1対1になる決定機を得たが、シュートを左に外してしまった。この直後に湘南は藤田を下げて、MF宇佐美宏和を投入する。同25分にも湘南は遠藤がPA内に侵入し、ワンツーから左足でシュートを放ったが、GK武田に阻まれる。その1分後にも湘南は右からのクロスをウェリントンがゴールに押し込んだが、オフサイドでゴールは認められなかった。

 大分は後半27分に伊佐を下げて、MF風間宏矢をピッチに送り出す。後半31分にはセットプレーの流れからウェリントンが追加点を挙げて、勝利を決めた。同34分に湘南はウェリントンをベンチに下げて、DF島村毅を投入する。島村を最終ラインに入れて、遠藤をボランチに上げ、永木を右WGに、大槻をCFに移した。大分も為田を下げて、MF西弘則を起用する。同37分に湘南も最後の交代枠で岡田を下げて、FW中村祐也をピッチに送り出した。

 意地を見せたい大分も、後半44分に左サイドを攻め上がったDFチェ・ジョンハンがPA内でDFをかわしてシュートに持ち込んだが、GK秋元陽太に抑えられる。湘南が3試合連続、今シーズン6試合目となる完封勝利を収めている。

(取材・文 河合拓)

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