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外国籍選手初のJ1・300試合出場達成、マルキーニョス「幸せな気持ちでいっぱい」

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[7.23 J1第16節 横浜FM1-1神戸 ニッパ球]

 史上初の記録を打ち立てた。01年に初来日したヴィッセル神戸FWマルキーニョスは東京V、横浜FM、市原(現千葉)、清水、鹿島、仙台を渡り歩き、この試合前までにJ1での出場数を299にしていた。そして、外国籍選手として史上初となるJ1・300試合出場を古巣・横浜FMとの一戦で成し遂げた。

 ボールを持つたびに横浜FMサポーターからブーイングを浴びることになったが、前半4分、同13分にシュートを枠内に飛ばすなど積極的にゴールを狙った。自身に得点こそなかったものの、前半18分には右サイドを突破して鋭いクロスを送り、FWペドロ・ジュニオールの先制点の起点となっている。

 その後、横浜FMに同点に追い付かれて自身の記念試合を白星で飾れなかったが、「先週末の疲労が回復し切らなかったし、引き分けという結果になったけど、素晴らしい試合だったと思う。チャンスを作ることができたし、迷わずに入れたクロスが得点につながって良かった」と振り返った。

 外国籍選手として初の300試合出場を達成してサポーターから祝福されたことに、「幸せな気持ちでいっぱいだよ」と喜びのコメントを残したが、ここで立ち止まることはない。出場試合数を伸ばすだけでなく、J1通算得点ランキング2位となる142得点の数字もさらに伸ばし、神戸の勝利のために戦い続ける。

(取材・文 折戸岳彦)

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