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アギーレJ初出場で3年ぶりゴールの今野「いいスタートを切れた」

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[11.18 キリンチャレンジ杯 日本2-1オーストラリア ヤンマー]

 次々とチームメイトが覆いかぶさってきた。後半16分、FW本田圭佑の右CKに合わせたのは後半開始から途中出場していたMF今野泰幸(G大阪)だった。

「最初からフリーだった。だれも(自分のマークに)付いてなかったし、みんなニアに突っ込んでいったので」。ファーサイドでただ一人待ち構えていた今野が頭を突き出し、ゴールネットを揺らす。11年11月11日のW杯アジア3次予選・タジキスタン戦(4-0)以来となる今野の国際Aマッチ2得点目が値千金の先制点となった。

「ゴールはうれしいし、チームに貢献できた感じにもなるから」。はにかみながら約3年ぶりのゴールを喜んだ今野は試合後、ハビエル・アギーレ監督から「ゴールも良かったけど、ケーヒルへの削りも良かった」と声をかけられたという。

 ブラジルW杯グループリーグ最終戦のコロンビア戦以来となる代表戦。アギーレジャパン初出場のポジションはダブルボランチの一角だった。「いいスタートを切れたかなと思う」と言いながらも、この1試合だけで代表に定着できるとは思っていない。

「今日もゴールがなかったら普通の選手で終わっていたかもしれない。代表にい続けるのは本当に難しい。今日、ゴールを決めたからアジア杯に行けるかどうかも分からないし、紙一重だと思う」

 ザックジャパンではセンターバックの主力を担った今野だが、「ボランチだけで勝負したい」と力を込める。アギーレジャパンの基本布陣は4-3-3。練習で今野に任されていたのはアンカーのポジションだった。しかし、この日は前半途中から4-2-3-1にシステムを変更。結果的にG大阪でもプレーしている慣れ親しんだポジションでの出場となったことも幸いした。

 アンカー候補はこの日先発したMF長谷部誠のほか、MF田口泰士、MF細貝萌らライバルがひしめく激戦区。「サッカーは進化するし、その進化に付いていかないといけない。代表に生き残るにはボランチしかないと思っている」。ダブルボランチだけでなく、4-3-3にも対応できる力を付けることで代表に生き残っていくつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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